オスナから記者に届いた1通のメール 愛するファンに伝えたかった“回跨ぎ”の真相

  • 記者:竹村岳
    2023.10.17
  • 1軍
ソフトバンクのロベルト・オスナ【写真:荒川祐史】
ソフトバンクのロベルト・オスナ【写真:荒川祐史】

16日のロッテ戦に敗れて終戦、オスナは9回に登板して無失点でバトンを繋いだ

 終戦から一夜明けた17日の午前11時30分ごろ、1通のテキストメッセージが届いた。「Can I call you?」。送り主は守護神のロベルト・オスナ投手だった。突如として降って湧いた「回跨ぎを拒否した」という一部の報道。事実無根というその真相を明らかにするために、自ら連絡をくれた。どんな経緯で、単独取材が実現したのか。筆者に明かした真実とは――。

 舞台は、16日に行われた「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージのロッテ戦。オスナは9回に登板して1回を無失点に抑え、バトンを繋いだ。延長10回に打線が3点を奪ってリードすると、その裏にベンチが送ったのは津森宥紀投手だった。結果的に津森は藤岡に3ランを被弾、8番手の大津亮介投手が安田にサヨナラ打を浴びた。日本一への夢は、幕張で散った。

 一夜が明けたこの日、「延長10回への回跨ぎを“拒否”した」という報道をオスナ本人も目にした。勝利した第2戦の後、オスナは藤本博史監督と会話を交わした。「『もし必要だったら2回でも、何回でも投げます』と言った。あれ(報道)は事実ではない。誰からも『もう1回行ってくれ』という話は、一切なかった」。真実は全くの逆。オスナ自身の思いはしっかりと、事前に指揮官に伝えていた。

ソフトバンクのロベルト・オスナ(左)と甲斐拓也【写真:荒川祐史】
ソフトバンクのロベルト・オスナ(左)と甲斐拓也【写真:荒川祐史】
ソフトバンクのロベルト・オスナ【写真:荒川祐史】
ソフトバンクのロベルト・オスナ【写真:荒川祐史】

(竹村岳 / Gaku Takemura)