グラブに“10.2”を刻むも「すぐ消した」 悪夢から1年…泉圭輔が今も闘う“呪縛”

  • 記者:竹村岳
    2023.10.02
  • 1軍
ソフトバンク・泉圭輔【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・泉圭輔【写真:荒川祐史】

1軍で3試合登板も防御率16.88、ウエスタン・リーグでは46試合に登板

 悔しさも挫折も、全てを味わった日から1年が経った。ソフトバンクの泉圭輔投手にとって、忘れられない日付だ。昨季の143試合目、10月2日のロッテ戦(ZOZOマリン)で敗戦投手となり、人目をはばからず涙を流した。絶対に消えない記憶となってしまった中、泉を突き動かし、励まし、モチベーションとなってくれたのが石川県にいる家族の存在だった。

 2023年シーズンは開幕1軍を掴んだものの、右手薬指の感染症となってすぐに抹消。5月に昇格したものの、3試合登板にとどまり防御率16.88と結果を残せなかった。ウエスタン・リーグでは46試合に登板して4勝2敗2セーブ、防御率4.18。再び1軍に上がれるだけの結果、内容を見せられずにいる。今も向き合い続けている“10.2”。1年が経った今、泉が思うこととは――。

(竹村岳 / Gaku Takemura)