1軍で生き残るための理想像は「慶三さん」 あえて周囲と比較…川瀬晃からにじみ出る“味”

  • 記者:竹村岳
    2023.09.21
  • 1軍
ソフトバンク・川瀬晃【写真:竹村岳】
ソフトバンク・川瀬晃【写真:竹村岳】

16日に今宮健太、中村晃が特例2023で登録抹消…チームの窮地に川瀬の胸中は

 チームを激震が襲う中で、チャンスをつかもうとしている選手がいる。ソフトバンクは16日からの日本ハム戦(エスコンフィールド北海道)を1勝2敗で終えた。16日には「特例2023」で今宮健太内野手、中村晃外野手らが登録抹消となった一方で、スタメン出場しているのが川瀬晃内野手だ。18日には2安打を放ち勝利に貢献。堅実な守備と、しぶとい打撃でチームの力になろうとしている。

 チームは18日に勝利したものの、優勝の可能性が完全に消滅した。クライマックスシリーズ(CS)に照準を移す中で、川瀬にとっては貴重なチャンスだ。今宮と言う絶対的なレギュラーがいるが「もちろんレギュラーを目指していますけど、与えられた立場で結果を出せば自ずと試合に出る機会も増えると思う。穴を埋めよう、とか、そういう余裕はない」と、自分の立ち位置と、期待される役割を強調していた。

 今季は開幕から1軍入りし、90試合に出場して打率.212。打席の中でファウルで粘るなど、とにかく献身的な姿勢が誰よりも目立っている。それだけではなく、状況に応じて積極的に手を出したり、課題であるはずの打撃面でも、打席の中で何かを起こそうという意識が表れている。野球というスポーツは、華がある選手が全てではないと信じているからだ。

(竹村岳 / Gaku Takemura)