甲斐野央の声出しは広報の視点からも「今年一番」 西田哲朗さんが語る大反響の舞台裏

  • 記者:竹村岳
    2023.08.15
  • 1軍
ソフトバンクの声出しの様子【写真:荒川祐史】
ソフトバンクの声出しの様子【写真:荒川祐史】

7月24日のロッテ戦…甲斐野央投手が声出し「めちゃくちゃ緊張していた」

 ただ盛り上げるだけではない。信念を持っていたから、いまだにファンの記憶にも残っている。ソフトバンクの西田哲朗広報は2020年オフに現役を引退。球団広報として、3年目を迎えている。現役時代の中で印象深いのが「声出し」。“あの手この手”を使って、試合前のナインを鼓舞し続けた。そんな西田広報が見る甲斐野央投手の声出しは?

 2018年9月にはお酒のツマミ、アタリメを取り出して「“あたりめぇ”(当たり前)のことを“あたりめぇ”にやりましょう!」。時にはライターを持参して、シュッと火をつける。「これでみなさんの心に火がつきました!」と、声出しによって自分の居場所を築いてきた。その印象はいまだにファンの中でもあるようで、今も街中で「『あの声出しの……』とか言われますよ。『野球は!? ってなるんですけどね(笑)」と声をかけられるそうだ。

 一見、選手を笑わせようと必死な声出し。しかし、西田広報にはそれ以上の熱い思いがあった。

(竹村岳 / Gaku Takemura)