「わかってると思いますけど…」の真実 和田毅とリチャードの意外な信頼関係

  • 記者:竹村岳
    2023.08.11
  • 1軍
マウンドに集まるソフトバンク・リチャード(左)と和田毅(手前)【写真:竹村岳】
マウンドに集まるソフトバンク・リチャード(左)と和田毅(手前)【写真:竹村岳】

打線が3回に2点を先制…その直後にマウンドのベテランに声かけに行った24歳

 ソフトバンクは10日、楽天戦(PayPayドーム)に11-4で勝利した。先発した和田毅投手が5回2/3を投げて1失点の好投。42歳での6勝目はパ・リーグ史上初と、またしても記念すべき1勝となった。チームとしても落とせない一戦で緊張感もあふれる中、リチャード内野手からかけられた言葉で「和みました」という。

 和田は2回に2安打を浴びるも無失点にしのぎ、勝利投手の権利を得たまま6回へ。しかし「(斉藤)和巳さん(投手コーチ)からは『ナイスピッチング』とは言ってもらいましたけど『6回、最後まで投げてほしかったけどな』と、そういう話もいただいた」。1死二、三塁のピンチを招き、犠飛を許したところで津森宥紀投手にバトンタッチ。それでも、津森が浅村を打ち取り主導権を渡さなかった。

 打線は3回、甲斐拓也捕手の8号ソロなどで2点を先制。その直後のやり取りを、和田がヒーローインタビューで明かした。「2点取ってもらって守備に就くときに、リチャードがマウンドに来て『和田さんわかってるとは思いますけど、ここですよ』と」。展開を考えても的を射てはいるものの、パ・リーグ最年長でもある和田への24歳からの言葉には、スタンドからも驚きの声が上がった。

(竹村岳 / Gaku Takemura)