西武高橋の前に重かった“3点差” 勝負を分けた申告敬遠に込めたベンチの意図

  • 記者:福谷佑介
    2023.08.01
  • 1軍
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:小林靖】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:小林靖】

4回2死二塁、長谷川に対して2ボールになったところでベンチは勝負を避ける決断を下した

 ソフトバンクは1日、敵地ベルーナドームでの西武戦に0-5で敗れた。先発の有原航平投手が2回に先制を許すと、7回途中5失点。打線は高橋ら西武投手陣の前に散発の5安打で無得点に終わった。2回から4イニング連続で先頭打者が四球で出塁したものの、得点には結び付かず。試合後、藤本博史監督は「有原が投げているから1点先に取りたいっていう、残り50試合ちょっとしかないから先に先に、と思ったけど、上手いこといかないね」と肩を落とした。

 初回2死から近藤健介外野手、柳田悠岐外野手の連打が出たが、5番に据えた中村晃外野手が右飛と凡退。2回には先頭の柳町達外野手が四球で出塁したが、続く今宮健太内野手のバントが最悪の投ゴロ併殺に終わった。すると2回に有原が1死二塁から長谷川に右前適時打を浴びた。“エース対決”で与えたくなかった先制点を奪われてしまった。

 3回、4回も先頭打者への四球で走者を出したものの、3回は3者連続三振、4回は内野ゴロ併殺と後続が倒れて、貰った走者を生かせなかった。再三の走者を打線が生かせないと、有原が堪え切れなかった。4回、先頭のマキノンを二塁への内野安打で出塁させ、栗山には左前安打。今宮の好判断で二塁を狙った栗山を刺して2死としたが、続く長谷川に2つのボールが続くと、ベンチは長谷川との勝負を避ける決断をした。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)