周東佑京の“神走塁”は「S級」 カメラマンさえ唸らせる速さと凝縮されるプロの技術

  • 記者:竹村岳
    2023.07.18
  • 1軍
“神走塁”を見せたソフトバンク・周東佑京【写真:竹村岳】
“神走塁”を見せたソフトバンク・周東佑京【写真:竹村岳】

筆者が撮った“神走塁”の写真はピントも甘く悲惨な撮れ高に…

 この写真、撮影者は筆者である。そして筆者の本職はあくまでも「執筆」であり「撮影」ではない。筆者の拙い撮影技術をテーマにするのは少し恥ずかしいのだが、プロ野球を取り巻く「技術」はやっぱり凄いと痛感させられたので、コラムとして書かせてもらった。予想を遥かに上回った“神走塁”の話だ。

 野球の試合は、カメラマンの方々にとって一瞬も逃せないシーンの連続だ。投手と打者には基本的にレンズを向けているが、野手のファインプレーや、ベンチでの選手の動き、首脳陣が一瞬だけ見せる表情など、写真が切り口になるような場面もある。それらを切り取るカメラマンには、プロとしての技術が詰まっている。

 場面は6月28日の楽天戦(PayPayドーム)。2-2の8回1死満塁、三塁走者が周東佑京内野手で、打者は甲斐拓也捕手だった。その初球、変化球がワンバウンド。捕手が弾き、投手のカバーが遅れているのを確認すると周東は猛然とホームベースを目指してスタートを切り、一気に本塁を陥れた。“神走塁”でチームを勝利に導いた。

(竹村岳 / Gaku Takemura)