記者が見た長谷川勇也という男は…引退した今でも滲み出る生き様、意地、プライド

  • 記者:竹村岳
    2023.06.18
  • 1軍
ソフトバンク・長谷川勇也コーチ【写真:竹村岳】
ソフトバンク・長谷川勇也コーチ【写真:竹村岳】

才能よりも努力の人…長谷川コーチに筆者のそんな印象をぶつけた

 代名詞は「打撃一閃」だ。その他にも技術、集中力、意地やプライドという言葉がよく似合う。ソフトバンクの長谷川勇也打撃コーチのことだ。鷹フル取材班は頻繁に、長谷川コーチに取材に応じてもらっている。説得力と深みがある言葉からは、何度も原稿を書かせてもらってきた。人間として、元プロ野球選手として、指導者として、筆者が見た「長谷川勇也」という男を書いてみたいと思った。

 筆者は2020年からホークス取材に携わるようになった。現役の最後の2年と、指導者となってからの長谷川コーチを見ている。2020年から3年間は新型コロナウイルスの影響で取材がかなり制限されていたため、なかなか思うように話を聞くことができなかったが、今季からはその制限は大きく緩和された。長谷川コーチには数多く話を聞かせていただいている。

 現役生活は通算1108安打。第一印象は「怖い」「厳か」だった。それは今も大きくは変わっておらず、ファンの方が抱く印象とさほど大きな相違はない気がする。取材をする時には今でも緊張するし、背筋も伸びる。だが最近になって「長谷川勇也」という男について、僭越ではあるが、少しずつ理解が深まってきた気がしたのでコラムという形で書かせてもらうことにした。

(竹村岳 / Gaku Takemura)