史上最年長2000投球回も「もっと上がいる」 和田毅を突き動かす“本格派の矜持”

  • 記者:竹村岳
    2023.05.25
  • 1軍
ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】

過去のレジェンド投手を挙げて「まだまだ最年長ではないな」

 自分に抱く“矜持”が、ここまでたどり着かせてくれた。ソフトバンクの和田毅投手が24日の日本ハム戦(エスコンフィールド北海道)で先発登板し、5回1失点で今季4勝目を挙げた。現役選手では4人目となるNPB通算2000投球回も達成し、ヒーローインタビューで「スタートでいきなりホームランを打たれてしまったんですけど、打線がすぐに取り返してくれて。5回まで勇気を持ちながら投げることができました」と語った。

 初回1死、ハンソンに1号先制ソロを浴びる。2回に栗原陵矢外野手の5号2ランで逆転すると、3回無死一、二塁で再びハンソンを迎えた。今度は二ゴロ併殺に仕留め、5回82球にまとめて4勝目を手にした。藤井皓哉投手と並んでチームトップタイの白星。年齢関係なく、自分の能力と存在感でチーム内に居場所を築き続けている。

 2回を終えた時点でNPB通算2000投球回に達した。今季は球団最年長勝利を更新するなど、次々と記録を作り続けている。史上93人目の2000投球回に「たくさん怪我もしましたし、1年半投げられない肩の故障もあったんですけど。たくさんの方に支えられてここまでこられた。まだまだ投げられるように頑張っていきたい」と感謝する姿が和田らしい。42歳と3か月の達成も、史上最年長だ。

(竹村岳 / Gaku Takemura)