ソフトバンクは19日、敵地ベルーナドームで西武と対戦する。この日、正木智也外野手が出場選手登録を抹消され、増田珠内野手が1軍に昇格。藤本博史監督は増田を「8番」で即スタメン起用すると明言した。指揮官の試合前のコメント全文は以下の通り。
――スタメン起用かどうかと昨日話していた。
「先発でいきます。調子がいいから来てるんでね。誰かが怪我して代わりに来たわけじゃないんで、調子よく来ているんだから今日は8番で使います」
――下から上がってきたらすぐ使う。
「下から上がってきたっていうのは調子いいから上がってきた選手はすぐ使う。誰かが怪我して代わりに来たっていうのは考えますよ。それと一緒にはできないから」
――小久保2軍監督からの推薦は。
「そこはもう誰も怪我してないんで。たまたま試合見てて、ヘッドコーチもコーチも見ていて、増田がいいって話し合ったら、みんな一致で上げましょうということになった。みんな一致ということは、みんなが状態いいと思ってるわけだから。結果も出てるし、それはもうすぐ使うべきでしょう。増田の場合は右左関係ないんでね。前も言ってたように、代打で上げようかっていうところを4日、5日ぐらい前から話が出てたんでね、増田の名前はね」
「今日なんかだったら隅田だから、代打より先発の方がいいんじゃないかな、と。今の正木くんが状態的にちょっとしんどいんで。1回リフレッシュした方がいいのかなというところで、正木と入れ替えるっていう形ですね。当然、正木にはもう1回、2軍で状態上がってたときに、チャンスあげますよ。50打席って言ったけどね、50打席の中の18打席かな。そこでの内容的なところが逆にこのままズルズルいって、悪くなってこの1年終わってしまうよりは、いい状態にもう1回戻して、こっちに来てまだ打席を右左関係なくあげようと思っているんで。2軍でリフレッシュしてこいというところで頑張ってもらうように伝えました」
――昨日宿舎で伝えられた。
「今、言いました。今日、抹消します。1日でも早く抹消します。当然（2軍で）試合に出してもらいます」
――ガルビスは昨日（18日）結果が出た。
「結果って1打席やん。今は代打のところしか考えられないんで。守りのところと言ったら、今宮も状態上がってきてるし、牧原も悪くないし、栗原は代えられない。晃の状態もいいっていうと、どこで出るかって代打のところしか今のところないんでね。バッティング自体はオープン戦からずっといいんでね。その辺はしっかりと維持して、いまは右ピッチャー来たときの代打の一番手かな」
――メンバーが固定されてると監督として起用で難しい部分もある。
「代打で使うところもある程度決まってるんでね。周東に左（投手が）来たときに、その日の状態見て全く合ってなかったら周東のところもあるかもわからないけど、極力、1番から6番まではそのまま触らないでいこうかな、と。今のところはね。代打としたら甲斐のところか。今日8番に増田が入ってるからどうなるかわからないけど、今状態いいんでおそらくそのままいくと思いますけど。合ってないところの代打というところで考えたら、1人ぐらいしかないでしょう」
――控えの選手の状態が上がらないジレンマも。
「そういうもんでしょう、野球って。野球ってそんな交代交代でやるもんじゃないし、西武の強い時の黄金時代なんかメンバー代わりましたか。おそらく代わってないですよ、レフトのポジションだけですよ。だって代わるところないじゃないですか。今、状態みんないいんだから、控えの選手がなかなか状態が上がらないというのはそれはもう仕方ないこと」
――固定できるのが理想。
「日替わりのオーダーよりは固定の方がいいでしょう。チームによっては日替わりでやっているところもあるけど、僕は固定の方が選手のモチベーションも上がっていくんじゃないかなと思いますけどね。控えにいる選手もスタメンの選手に勝ってると思っていないんじゃないですか。納得してはいないと思うけど、レギュラーは当然目指してくれていると思うけど、今の現状ではしょうがないかなと思ってるところもあるんじゃないですか」
「それだったら、レギュラーになるためには代打から結果出してレギュラーになる人もいれば、今日は増田が8番に入ってますけど、結果出して、これがずっと続いたらレギュラーになる可能性もあるし、少ないチャンスをものにするのがプロ野球の世界だと思うし、なかなかそんな余裕持って、僕は50打席と言いましたけど、なかなかそういうのはないですよ」
――打線の状態はどうですか？
「そんな特別良くもなく、特別悪くもなく。得点はできてるんでね。ただ先行逃げ切り型だったのが、去年先行したけど逆転されたからね。とりあえず普通です」
