自分は6番手…“最後の椅子”だから感じた重圧 高橋礼が持てなかった「気持ちの余裕」

  • 記者:竹村岳
    2023.04.10
  • 1軍
ソフトバンク・高橋礼【写真:竹村岳】
ソフトバンク・高橋礼【写真:竹村岳】

6日のオリックス戦で1敗目…7日に登録抹消で次回はファームで登板へ

 1つ黒星はついたものの、教訓が詰まった登板となった。ソフトバンクの高橋礼投手は6日のオリックス戦(京セラD)で今季初先発し、2回1/3を投げて4安打3四球3失点で降板した。「もっとストライクゾーンの中で勝負していかないといけなかった。チームがいい流れの中で今日のような投球をしてしまい、申し訳ない」と球団広報を通じてコメントし、7日には出場選手登録を抹消された。

 10日の投手練習で、本人の口からこの登板について聞いた。うまく表現できなかった部分を「高低を使えなかった。強い球はいっていましたけど、ちょっとコースを狙いすぎた」と振り返る。最速142キロを計測した球威には手応えを感じていたものの、操りきることができなかった。1回、2回と無死一、二塁をなんとかしのいだが、3回に失点したことから降板。2番手の板東湧梧投手も杉本に3ランを浴び、一気に主導権を渡してしまった。

 今だからこそ、原因だと理解できることがある。1軍と2軍との違いだ。オープン戦では1試合登板も、主にファームでの登板内容が評価されて先発6番手の座をつかんだ。「ファームではコース、コースにいけている気持ちの余裕もありましたし、その感じでいったんですけど。1軍だとそこのブレが大きくなった。真ん中で勝負するべきだった」と話す。打者のレベルの高さも、1軍ならではの重圧も、少しずつ自分を追い込んでいった。

(竹村岳 / Gaku Takemura)