【連載・甲斐拓也】歓喜の輪で中村悠平と抱き合った理由 重圧、恐怖と戦い続けた1か月

  • 記者:福谷佑介
    2023.04.03
  • 1軍
WBCに出場したソフトバンク・甲斐拓也【写真:荒川祐史】
WBCに出場したソフトバンク・甲斐拓也【写真:荒川祐史】

「僕ら3人にしかわからない部分がある。それをやり切ったというのが嬉しかった」

 鷹フルでは2023年シーズン、4人の選手に毎月インタビューを行い、月イチ連載として、ホークスの1年の戦いを追いかけていく。1人目は野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーとしてワールドベースボールクラシック(WBC)優勝にも貢献した甲斐拓也捕手。前編では激戦の末に世界一に辿り着いたWBCでの裏話を明かす。

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 大谷翔平対トラウト。ドラマでも描けない最終決戦の末に、「侍ジャパン」は3大会ぶりの世界一に輝いた。悲願を成し遂げ、大谷を中心にして出来上がった歓喜の輪。その少し外側で甲斐と中村悠平捕手(ヤクルト)が固く抱き合っていた。計り知れない重圧と戦い続けた約1か月。捕手としての苦労を分かち合い、互いを労い合うような瞬間だった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)