開幕4番は栗原陵矢が濃厚「一番いいのかな」 藤本監督のコメント全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

牧原大の二塁起用に「本人もセカンド、センター両方やるっていうことで」

 ソフトバンクは25日、本拠地PayPayドームで広島とのオープン戦に臨み、8-2で快勝した。2試合連続で打線が2桁安打と活発で、この日1軍に合流した佐藤直樹外野手が3ランを放った。栗原陵矢外野手も2安打、正木智也外野手にも三塁打が飛び出した。先発の藤井皓哉投手も5回3安打7奪三振無失点と好投した。試合後の藤本博史監督のコメント全文は以下の通り。

――ここにきてバッター陣が良くなってきた。
「そうですね、最後いい形で終わって、明日もう1日頑張っていい状態で開幕に入れたらいいんじゃないかなと思います」

――上がってきた佐藤直選手がいきなり本塁打。
「2軍で状態がいいということで、特に左ピッチャーを打ってるってことなんで、今日と明日が左なんで、明日もう1回、試して、守備と肩、足っていうところでは全く問題ない、ウチでもトップクラスなんで、これで打つ方がよかったら使えそうなんでね」

――三森選手も意地の三塁打。
「そうですね、最後に意地を見せてくれましたよね。今まで打席数は多かったけど、なかなかここに来て代打とか、1打席とかになってしまっているんで、意地見せたんじゃないですか。明日、アタマからいって、明日の最終決定ですね」

――今日行ってコーチと話すとおっしゃってましたが、明日も見ての判断。
「そうですね、ここに来てみんな打ち出したからね。嬉しい悩みですよね。増田もいいバッティングしたしね。アウトにはなったけどね」

――右バッターとセカンドと考えるとことが多い。
「ガルちゃんが右打席っていうのはちょっと弱いのかなという感じがするよね。左はいい状態で打ってるんで、そこもいろいろと相談しながら、見ていきたいと思います。当然、牧原(大)のセカンドもあります。今日しっかり話し合ってるんで。本人もセカンド、センター両方やるっていうことで、そこはもう競争というか、いいものが出るっていうことで。実際、牧原(大)とかは2軍戦に2試合行きますけど、(甲斐)拓也と周東か、この3人がどういう状態かもまだ分からないんでね。今いるメンバーの中でしっかりと判断して、その3人が加わってくるという形で考えればいいんじゃないかなと思います」

――藤井投手は。
「完璧だったね、今日は。大津も今日はもう変化球を投げずに真っ直ぐで押すっていう、最初からそういうピッチングを(斉藤)和巳コーチや的山(コーチ)から言われていて、真っすぐで押せていたのでよかったんじゃないですかね」

――大津投手の開幕1軍というのは。
「それは決まっていません。あまりそういうことは早めに言わないでください」

――牧原(大)選手との話し合いは。
「すんなりと、明るく楽しく元気よく『おめでとう』から始まってね」

――正木選手は内容がよかった。
「内容いいですね。でもチャンスのところでアレを打ってほしいよね。チャンスでどん詰まりやからね。まあ欲を言えば、ですよ。状態は上がってきたんじゃないですか」

――佐藤直選手の滑り込みもある。
「当然ありますよ、まだ決まってませんから」

――今いるメンバーが28日、29日の2軍戦に行くことは?
「WBCのメンバーだけです。こっちのメンバーは明日終わったら、絞らなくちゃいけないし、大変ですね」

――栗原選手の4番は落ち着いてきた。
「もう定着していますよね。今のところだったら栗が4番にはまるのが一番いいのかなという感じがしますよね。右の大砲がハマってもらいたかったんですけど、なかなか上手いことハマってくれないですよね」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)