なぜ正木に代打・中村晃だったのか? 長谷川コーチが語るベンチの思惑と若手の“物足りなさ”

  • 記者:竹村岳
    2023.03.19
  • 1軍
ソフトバンク・正木智也【写真:竹村岳】
ソフトバンク・正木智也【写真:竹村岳】

DeNAに逆転勝利も8回には正木に代打…長谷川コーチが語った狙い

 ソフトバンクは19日、本拠地PayPayドームで行われたDeNAとのオープン戦に4-2と逆転勝ちした。同点に追いつき、なおも8回2死一、二塁のチャンスでベンチは正木智也外野手に代打・中村晃外野手を送った。この起用について、試合後、藤本博史監督は「本番モードと言いましたよね。勝つためには分かっていますよね、同点なんだから」と狙いを明かした。

 0-2で迎えた8回だった。三森大貴内野手の適時二塁打と柳田悠岐外野手の犠飛で同点に追いつき、なおも2死一、二塁と一打勝ち越しのチャンス。正木を迎えたところで、DeNAベンチは左腕の石川から右腕の三浦へとスイッチした。この日、正木は3打数1安打だったものの、ホークスベンチは迷わず中村晃を打席へ送った。この中村晃がきっちり四球を選ぶと、続く上林誠知外野手が右前へ2点適時打を放って勝ち越しに成功。采配が的中した一方で、ベンチの正木は悔しそうな表情を浮かべつつ、チームの勝利のためにベンチで声を出していた。

 まだオープン戦ながら、藤本博史監督は17日の試合から本番さながらに勝ちに行く姿勢を打ち出していた。長谷川勇也打撃コーチもこの代打策について問われ「勝ちに行っている。そういう時期なので、オープン戦だからとか、負けてもいいとか、そういう試合じゃない。それは円陣の時にも言いました」と勝ちに行くために必要な策だったと強調した。

(竹村岳 / Gaku Takemura)