東浜は5回途中3失点、捕手にも苦言「外一辺倒じゃ」 藤本監督のコメント全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】

2回無失点の武田は「当然開幕ローテの候補ですよ」

 ソフトバンクは12日、ベルーナドームで西武とオープン戦を行い、0-3で敗れた。先発の東浜巨投手は5回途中まで投げて6安打3失点。打線は先発の平良海馬投手ら西武投手陣の前に散発4安打で零封負けに終わった。試合後の藤本博史監督のコメント全文は以下の通り。

――6回から登板した武田投手は2回無失点。
「よかったね。真っ直ぐも角度あったし、よかったと思いますよ。当然開幕ローテの候補ですよ」

――中ロングの候補には?
「入れてません、今年は。先発です」

――先発した東浜投手はどうでしたか。
「1回、2回は点取られたけど、配球の問題もあるんじゃないかなと思います。外一辺倒じゃそりゃ、ね。3回からインコース使ったら点取られなかったわけだから。そういう意味では球、ストレート自体はだいぶ強くなってきてるし、まだ少し高いかなというところはあるけど、インコースを使いながらやれば、もう少し幅広く投球できるんじゃないかなと思います」

――嶺井選手のリードにも課題。
「嶺井だけじゃなくて、渡邉陸もそうだし、ワンパターン化してるよね。そこを最後、谷川原なんかは良かったよね。キャッチャーも競争してるんだからさ、いいところ見せてくれないとさ。決まってるわけじゃないんで、今日なんかだったら谷川原が打つ方でも、後半4イニング行ったけど、しっかりリードできてたんじゃないかなと思います」

――外国人は少し心配。
「アストゥディーヨは明後日から2軍の方に行ってもらいます。状態上がって、小久保監督の方から推薦あれば、オープン戦の最後の方でも呼んで、そこで最終テストじゃないけど。外国人も全員(1軍に)入れるかどうか分からないしね。そこは良かったら、もう1回最終テストみたいな形でやっていきたいなと思います」

――推薦がなければそのまま2軍。
「推薦がなかったら悪いってことだからね。よかったら推薦してくれるように、ということで。そこはもうはっきり言ってくれたらいいんでね」

――結果が欲しかったスタメンでこの内容。
「外国人で来て、1ボール2ストライクからボールに飛びつくようなセカンドゴロはちょっと状態悪いかなと思って。あれをしっかり振ってセカンドゴロだったらしょうがないけどね。ガルビスの方はまだ振ってるかなっていうね。ここも競争してるんでね、外国人も外国人の枠でね。何試合出るか分からないけど、基本3試合から5試合ぐらい出てきて、2軍監督が状態いいと思ったら、推薦してもらったらそこでまた考える。キャッチャーも一緒ですよ。海野も2軍でしっかりやっているんで、リードとかそういう面で悪かったら入れ替えますよ」

――ガルビスはグラブトスでミスも。
「ちょっと慣れないところというので、ちょっとしたミス、あれをグラブトスするのかな、と。メジャーだとするのかなって。日本だったらしっかり手でやれって松山コーチも三森に言ってましたけどね。あれは絶対グラブトスするなということを言ってましたけど。その辺が大雑把な形でやってしまうというのが、慣れてないせいもあると思いますよ」

――状態が上がらなければ、外国人が開幕スタメンにいない可能性もある。
「当然ありますよね。競争しているんだから。それでWBCから4人帰ってくるんだから、その辺の状態がどうなっているか分からないけど、悪かったらそのメンバー全部入る可能性もあるよね。全部入れようと思ったら、全部入れられるわけですから。だから、今いない間に競争してくれということだからね。いい結果を出している人もいれば、栗なんかもしっかり結果出してるし、谷川原も打席少ない中で結果出している」

「巨人戦3つまではこういう戦い方。5回まで出て替わるとか。DeNA戦からは7回ぐらいまで行ってもらう。もうそうなったら、打席数は調子の悪い人にはどんどん与えられなくなるんでね。勝ちにこだわるゲームをしていかなくちゃいけないのかなっていうのは考えてるんで、その辺はまたコーチ陣と話し合って決めていきたいと思います」

――相手の先発・平良投手は手強い相手になりそう。
「いいピッチャーですからね。でも中継ぎでやってるときよりは目いっぱい来てないところがあるんでね。その辺がシーズンに入ったらどうなるのかなというところ。見た感じ、みんなバットには当てられてるよね。中継ぎやっていたときはなかなかバットにも当たらない状態でしたけど、それぐらいのペースで来るのかなというね。その辺は打席に立ったバッターが一番よく分かっているんじゃないかなと思います」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)