デスパ&グラが理解していた「ホークスの伝統」 高谷コーチが語る2人が愛された理由

  • 記者:米多祐樹
    2023.03.03
  • 1軍
アルフレド・デスパイネ、ソフトバンク・高谷裕亮コーチ、ジュリスベル・グラシアル(左から)【写真:球団提供】
アルフレド・デスパイネ、ソフトバンク・高谷裕亮コーチ、ジュリスベル・グラシアル(左から)【写真:球団提供】

キューバ戦でホークスナインが続々と相手ベンチへ…デスパ&グラとの再会

 別れが寂しいのは、ファンだけではない。再会は必ず笑顔だと決めていた。2月23日、ソフトバンクはWBCキューバ代表と練習試合を行った。昨季まで在籍したアルフレド・デスパイネ外野手、ジュリスベル・グラシアル内野手が出場し、2人と再会した高谷裕亮2軍バッテリーコーチは「寂しいのは正直ありましたよ。いずれそういうことは、外国人であることだとは思うんですけど、見送りとかができなかった寂しさとか申し訳なさはありました」と噛み締めた。

 試合前、一塁側のキューバベンチには続々とホークスナインが足を運んだ。柳田悠岐外野手、牧原大成内野手、栗原陵矢外野手らが2人との再会を喜んだ。この日は時差練習でB組の練習開始は午後から。にも関わらず、午前中のうちに姿を見せたのが高谷コーチだった。「こういうことを言ったら怒られちゃいますけど、試合も見たかったですよ」と目を細めて笑う。2人との再会を心待ちにしていた。

 高谷コーチにとっても思い入れの強い助っ人だった。グラシアルもデスパイネも、本塁打を打てばホームランパフォーマンスで“共演”した。ファンにとっても印象深いのが、グラシアルに“ボコボコにされる”ボクシングパフォーマンス。このパフォーマンスが誕生したのは高谷コーチがグラシアルに歩み寄ったから。その経緯をこう明かす。

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)