副主将の栗原と“熟考” 柳田が明かす…新「C」マーク作成の裏側「心機一転」

ソフトバンク・柳田悠岐【写真:竹村岳】
ソフトバンク・柳田悠岐【写真:竹村岳】

キャンプ4日目を終えて「疲れています。背中とかハムとか」

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手が4日、春季キャンプ第1クール4日目を終えて取材に応じた。一問一答は以下の通り。

――キャンプ4日目を終えて。
「疲れています」

――どこらへんでしょうか。
「後ろですね。後ろ系。背中とかハムとか」

――チームの雰囲気は。
「最高ですね」

――どんなところが。
「なんなんですかね。どんなところですかね。晴れているからですかね。いい感じです」

――声や元気などは。
「みんな元気やと思いますし、活気あふれていると思います」

――ご自身のテーマは。
「昨年、悔しい思いをしたので。それを、同じあやまちを繰り返したくない気持ちだけです」

――新加入の選手もいるがコミュニケーションは。
「ちょくちょく話したりしますけど、みんないい人です」

――今日はホーキンス外野手とやりとりを。
「優しいです。めちゃくちゃいい人です」

――どんなコミュニケーションを。
「食事会場でちょっとものを落としたんですけど。『あ』と思ったらすぐに拾ってもらいました。めちゃくちゃ優しいです。そんなすぐ取らんでもええやろってくらい(笑)。めちゃくちゃ優しいです」

――午後の打撃練習は近藤健介外野手と回っていたが。
「色々野球のことも話しますし、いろんな話をします」

――近藤もきつそうな表情だった。
「いや、きついですよ。練習、ほんまにしんどいです」

――近藤はチームメートになって、どんな選手か。
「走攻守、全てでレベルが高いので。そういう選手が同じチームでやれているのが嬉しいというか。頼もしい仲間が増えたので。頼もしい仲間が増えたという感じです」

――近藤のバットを使ったりもしていたが狙いなどは。
「いろんなバットを試している段階なので。まだ打ち始めたばかりなので。自分のバッティングをよくしないといけないんですけど。その中でも、感触を一歩一歩確かめながらというか。そういう感じです」

――チームが補強をして、競争の雰囲気はどうですか。
「もちろんみんなレギュラーになりたいと思ってやっていますし、その中でやっぱり出られるポジションは限られているので。みんなバチバチでやっていると思います」

――外野手争いも激しい。
「そうですね。出られるポジションは3つしかないので…。3つもあるのか。外野の方が3つもあるので、僕は外野なので。その一つを取れるように頑張りたいです」

――キャプテンとしての理想像などは。
「やっぱりいい数字を残して。いい数字を残したキャプテンで終わりたいと思います」

――今季のキャプテンとしての目標は。
「30発100打点ですかね」

――副キャプテンに栗原が就任したが、働きぶりは。
「見ていないですね(笑)。でも彼はリーダーシップがある選手なので。放っておいても勝手にやると思うので。大丈夫です。彼は」

――栗原の副キャプテンマークは見ましたか。
「見ました見ました! かっこいいと思います」

――柳田選手からみても満足のでき。
「2人で決めたので。こんな感じかという、イメージ通りですね」

――週末でファンの声援も大きかった。
「たくさんのファンの方に声援をいただいて。選手もみんなモチベーションも上がりますし、いいことしかないので。自分たちもファンの方に喜んでもらえるようなプレーをして、シーズンも喜んでいただけるように頑張りたいです」

――今後に向けて。
「怪我なく、無事故。完走です」

(ペン囲み)
――体もよく動いている印象。
「僕ですか?ボロボロですよ」

――A組で初日からメニューを消化しているのも久しぶり。
「別にどこでもいいんですけど。本当に怪我なくやりたいので。どこであろうが怪我なく、しっかり自分を追い込んで。自分との戦いだと思います」

――ホーキンスの打撃はどうですか。
「飛ばすなという感じです」

――パワーがすごいのか。
「そんなめちゃくちゃは見ていないですけど。飛ばすイメージですね」

――ホーキンスがずっと柳田の打撃を見ていた。
「バットの話とかしていました」

――何を使っているとか聞かれるのか。
「形とか重さとか、いろんなところです」

――研究熱心な外国人選手。
「めちゃくちゃ優しいです。めちゃくちゃ優しいです」

――栗原とキャプテンマークを考えた。
「そうですね。去年、何個か候補があって。どれにする?みたいな」

――一緒に選んだ。
「そうです」

――昨年、ご自身は初めてキャプテンマークを見た時にイメージと違うと話していたが、それも踏まえたのか。
「いやいや、違いますよ。クリが新しく副キャプテンになったので。どれにする、と。また一から心機一転という感じです」

――近藤の打撃をじっくり見てみて。
「僕はスイングのプレーンというか、軌道がいいというイメージがあるので。ずっと。センターから見たりしていたので。近ちゃんのバッティングを。軌道がすごくいいイメージですね」

――藤本監督も教材になる打撃だと。
「僕の教材はバリー・ボンズなので」

――いまだにバリー・ボンズなんですか。
「見ますよ、当たり前じゃないですか。僕の教材です」

――昨年は体重を増やしすぎたと言っていたが、どれくらいでキャンプインした。
「95くらいですかね」

――ベストは92キロくらい。
「そんなものじゃないですかね」

――これからそれくらいになっていく。
「どうですかね。もうおっさんなので。わからないですね」

――シーズンでなかなか落ちなかった体重がオフで落ちた。相当努力したのでは。
「いや、悪い太り方したので。お菓子の食い過ぎのアレなので。落ちにくいんですよね、悪い太り方したら。でもそんな、悪い太り方していないので。大丈夫だと思います」

――最近、おにぎりを片手にバスに乗っているが、それもお菓子を食べずにそういうものを。
「(お菓子は)こっそり。つまむ程度です」

――若手の競争がバチバチだと。その雰囲気に乗せられている。
「もちろん。みんな競争だと思うので。自分もしっかりまずここで競争に勝って、そこからまた相手チームに勝ってという感じだと思うので。しっかり自分で」

――ここまでチームが補強して、競争の雰囲気は過去とは違うのか。
「いや、一緒じゃないですか。一緒だと思います。毎年春はこんな感じだと思います」

――長髪のイメージは。
「ロッチの中岡です。中岡をイメージして」

――ファンの不評が届いていると。
「めちゃくちゃ不評なんですけど、知ったこっちゃない(笑)」

――ファンに切ることも誓っていたのでは。
「いつかは切りますよ。言いましたもん。いつかは切ります」

――開幕前にバッサリとか。
「まだわからないです。わからないですけど、今のところはまだ切りません」

――西武の高橋光成投手のように、襟足も伸ばすのか。
「渋いですね…。相当渋いです」

(竹村岳 / Gaku Takemura)