2年目・正木智也の評価が急上昇中 藤本監督も王会長も絶賛「みんな褒めています」

精力的にバットを振り込むソフトバンク・正木智也【写真:福谷佑介】
精力的にバットを振り込むソフトバンク・正木智也【写真:福谷佑介】

2年目の正木智也を首脳陣が評価「みんな褒めています」

 一気に頭角を現すかもしれない。首脳陣の「みんな」が高く評価するのが、正木智也外野手だ。宮崎春季キャンプが始まり、まだ2日。それでも、王貞治球団会長までもが「バットのヘッドがよく走っていますよ。打球が鋭いですよね。今のをどんどん続けていってほしい」と目を細めた。

 慶大から2021年ドラフト2位で入団。ルーキーイヤーの昨季は35試合に出場して打率.254、3本塁打、5打点。終盤から出番をつかみ、足跡を残した1年目となった。オフの自主トレはファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」で過ごし、1人で己と向き合った。

 昨秋からバットのヘッドの使い方を変えた。ヘッドの重さを利用し、軽いスイングでより遠くに飛ばす形に取り組んできた。実戦で結果が出るのはまだこれからだが、キャンプ初日の打撃練習から覚醒の予感を漂わせ、首脳陣もその姿に期待を寄せた。

 ホークスは世代交代の最中にある。1人でも多い若鷹の台頭が求められ、特に右の長距離砲はチームにおいての課題にもなっている。藤本博史監督も「みんな褒めています。打球が強くなっている」と首脳陣の“総意”として、正木に高い評価を与えた。

 今季は近藤健介外野手が加入するなど、打線において左打者は厚みを増した。その一方で右打者の存在も鍵を握る。外野と一塁を守る正木だが、指揮官は「メインは外野で、ファーストもできるように。(競争に)割り込んできてほしい」と語った。

 藤本監督はじめコーチ陣、そして王会長までもが目を細める成長。レギュラーに2年目の正木が入ってくれば、打線は厚く、バリエーションも豊かになる。キャンプ序盤から目を引く23歳の今シーズンが楽しみだ。

(竹村岳 / Gaku Takemura)