柳田悠岐の本音「やれてもあと数年」 “ふがいない”2022年の先に抱いた覚悟とは

自主トレで汗を流すソフトバンク・柳田悠岐【写真:米多祐樹】
自主トレで汗を流すソフトバンク・柳田悠岐【写真:米多祐樹】

7年契約の4年目「僕もあとやれても数年だと思う」

「分岐点」と位置付けたシーズンが始まる。ソフトバンクの柳田悠岐外野手は、今季に向けて「僕もやれてもあと数年だと思うので」と覚悟。まだここでは終わらないという決意を表した。

 昨季は打率.275、24本塁打、79打点で、チームも2位に終わった。左肩やアキレス腱の故障もあり、満身創痍で戦った2022年。キャプテン就任1年目でもあっただけに「ふがいない数字に終わった」と責任を背負う。チームにとっても柳田にとっても、2023年は大切な1年。35歳を迎えるシーズンに立ち「僕もあとやれても数年」と現実を直視する。

 2019年オフに7年契約を結んだ。2023年は契約の4年目となる。ここでもう一度V字回復を描けるかどうかは、ベテランの域に差し掛かろうとしている野球人生を左右するだろう。今月19日に広島・呉市での自主トレを公開した際にも「しっかり(自分に)ムチを打って、追い込んでいきたいと思っています」と言い切った。表情からも言葉からも、今季にかける思いがひしひしと伝わる。

 オフに入って球団は大補強を行った。年明けに王貞治球団会長は「10ゲーム差ぐらい離してゴールするんだというぐらいの強い気持ちを持って戦いたい」とメッセージを送った。現場の監督・コーチや選手にとってはプレッシャーになるかもしれないが、ここでも本音で意気込む姿が柳田らしかった。

「僕は“クビ差”“ハナ差”、なんでもいいので優勝したいです」

 競馬において、着差を表現する用語で、ぎりぎりでもいいから優勝したいと言い切った。キャプテン2年目となる2023年。優勝という結果で、柳田悠岐はまだ終わらないと証明してみせる。

(竹村岳 / Gaku Takemura)