大ベテランと密かに競っていた“球速” 嘉弥真新也が150キロを目指す理由
150キロ目指して新たな取り組みも「スピードが落ちてくると使い物にならない」
ソフトバンクの嘉弥真新也投手が14日、森唯斗投手らと宮崎市内で行う自主トレを報道陣に公開した。プロ12年目を迎える左腕は昨季、キャリア最高の成績を残した。更なる進化を目指す今季は「スピードを上げたい」と、目標に150キロ超えを掲げた。
33歳になっても高みを目指すことは変わらない。宮崎市内で自主トレを行う嘉弥真は自主トレのテーマとして「例年通り1年間戦える体と、あとは怪我しないように。あとは課題として、もうちょっとスピードを上げたい。スピードを上げるような練習をどんどんしていきたいなと思います」と語り、ストレートの球速アップを目指す考えのもとでトレーニングに励んでいる。
そのための取り組みはこの日の自主トレでも見て取れた。キャッチボールの前には色とりどりの重さの違う「プライオボール」を投げてトレーニング。午後からはウエートトレーニングもみっちりと行い「(プライオボールは)今年初めてなので、それがどうなるのかなっていう感じです。スピードを上げるというか落とさないように」と語る。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)