近藤健介が目指す長打の増加 打撃に危機感を覚えた東京五輪での“出来事”

  • 記者:米多祐樹
    2023.01.13
  • 1軍
自主トレで汗を流すソフトバンク・近藤健介【写真:米多祐樹】
自主トレで汗を流すソフトバンク・近藤健介【写真:米多祐樹】

「みんなのフリー打撃、試合の打撃を見て、ちょっとこのままじゃ違うかなって」

 球界屈指のヒットマンでさえも、現状に満足することなく、常に上を目指している。“変化”を志すキッカケは、日本を代表するスラッガーたちにあった。12日に鹿児島・徳之島での自主トレを公開したソフトバンクの近藤健介外野手は「一昨年くらいから、少し長打を増やしたいだとか、そういう思いも出てきている」と長打力アップを誓った。

 毎年のように打率3割、出塁率4割を記録するアベレージヒッター。そんな打撃スタイルに危機感を覚えたのは、2021年に行われた東京五輪だった。日本代表の金メダル獲得にも貢献したが「オリンピックに行って、みんなのフリーバッティング、試合のバッティングを見て、ちょっとこのままじゃ違うかなっていうことは思いましたね」と経緯を明かした。

 東京五輪の侍ジャパンでは24人が選出され、そのうち野手は12人。西武の源田壮亮内野手や広島の菊池涼介内野手ら、打線の1番や2番を託されるような選手もいた一方、ヤクルトの村上宗隆内野手、当時オリックスの吉田正尚外野手、柳田悠岐外野手らスラッガーの打球を間近で目にした。通算打率.307を誇る近藤ですら「このままじゃ違う」と思わされた期間だった。

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)