泉を救った最終戦の夜 嘉弥真と食事に連れ出した甲斐が2年前に溢していた言葉

  • 記者:福谷佑介
    2022.12.10
  • 1軍
ソフトバンク・甲斐拓也【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・甲斐拓也【写真:荒川祐史】

苦悩のシーズンを送った2年前、甲斐を支えた“寄り添ってくれた人たち”

 7日に来季の契約を結んだソフトバンクの泉圭輔投手。契約更改交渉後の会見では、SNS上で浴びた誹謗中傷への恐怖を告白し、リーグ最終戦後にあった嘉弥真新也投手、甲斐拓也捕手とのエピソードについても明かした。

 10月2日のロッテ戦。勝つか引き分けでリーグ優勝が決まる一戦で、泉は2点リードの6回に2番手で登板した。だが、リードを守ることはできず、山口に逆転3ランを浴び、チームは敗戦。右腕は、ベンチで人目をはばからず号泣した。結果的にオリックスに逆転でのリーグ優勝を許すことになった。

 そのロッテ戦の直後、嘉弥真と甲斐に食事に誘われた。「嘉弥真さんと拓也さんに『無理矢理にでもメシ行くぞ』って言われて」。外出するにも恐怖を覚えたが、嘉弥真が泉を部屋まで迎えに行き、焼肉店へと移動する道中、甲斐は泉の手を握っていてくれたという。泉の苦しい心中が分かるからこそ、あえて2人は食事に連れ出した。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)