ソフトバンクは17日、宮崎での秋季キャンプ第4クール2日目を行った。キャンプで2度目となるチームバッティングの練習を実施。ミスはあったものの、藤本博史監督は「もう少し確率は上げてもらいたいけど、前回よりは集中してやれていた」と語った。指揮官の練習後の一問一答全文は以下の通り。
――杉山投手はほぼ皆勤でブルペン入り。
「本人はまだ悩んでいると斎藤学コーチは言っていたけどね。どんどん悩んでくれたらいいんですよ。今やっていることを自主トレでしっかりやってきて、春にいい形で入ってくれたらベストじゃないかなと思います」
――杉山投手も先発候補。
「とりあえず先発で、候補で。おればおるほどいいわけですから」
――斉藤和巳コーチの次男（的な存在）。
「長男が甲斐野。次男坊・杉山、三男坊・津森やからね。みんな頑張ってやっていますよ」
――チームバッティングの練習は。
「まだまだやけどね。連続ティーでも、最初に比べたら今の方がバランスよく振れるようになったし、やれば、何か得るものはある。各コーチがヒントを与えてくれているので、それをマシンで練習する、そして、また上手くなる。それの繰り返しやから。100％成功ってないわけやから。もう少し確率は上げてもらいたいけど、前回よりは集中してやれていたと思います」
――牧原巧選手はバスターなんかも決めていた。
「一番、ティーなんかしていても強く振れているからね。目の色を変えて必死にやっていると思いますよ。ここに来ているメンバーで、1軍に上がっていないのは牧原巧汰だけじゃないかな。そういう意味では余計に、目立とうとしているのはいいことじゃないですか」
――打撃面では他の選手にも引けを取らない。
「取らないですね。強いですね。スイングが速いというより、当たるところが強い。だから遠くに飛ばせますよね」
――正木選手にはマンツーマンでノックを。彼の一塁守備は。
「全然、まだまだですよ。外野とファーストでね。アマチュアでファーストをやっていても、どこを守っていいのかわからない状態やから。とりあえずファーストでも外野でも、バッティングはいいものを持っているんだから、そのバッティングを生かすためには、どこかでポジションを取らないと。それはみんなチャンスなんでね」
――右の長打を打てる打者は貴重。
「野村勇、正木というのはこの秋のキャンプで目立っているので。この2人に関してはレギュラーを取れる素質も当然あるので。取れるポジションを取ってくれたらと思います」
――一発も魅力だ。
「2人は一発ありますよね」
――明日は午前中でキャンプも打ち上げ。
「あしたはもう打って終わり。手締めして終わりです」
