ソフトバンクは9日、宮崎市の生目の杜運動公園で秋季キャンプ第2クール2日目を行った。この日も、キャンプにテスト参加しているコートニー・ホーキンス外野手のためのシート打撃を実施。甲斐野央投手が登板して8打席対戦し、ノーヒットと快音は響かなかった。
――ここ数日の話聞いてもかなり好感触。
「昨日まで好感触だったね。今日1日は駄目だったけどね。疲れもあると思う。そういうことも踏まえて、会社の方にお願いしています」
――結論はいつぐらいまでに。
「結論は会社がしてくれるので」
――甲斐野投手が素晴らしい内容だった。
「いま和巳がずっと付きっきりで、杉山と甲斐野、あの辺をしっかり見てくれてるんで。まだそんな全力で投げてないと思うけど、今日でも甲斐野でMAXが150キロかな。ただコントロール的にはいいところに来てたよね。1球、2球甘いところに来たけど、今日の30球くらい投げた中ではコースコースに来ていたんじゃないかなと。シーズン中に来てくれってね(笑い)」
――フォアボール減というのが大きなテーマ。
「もう甲斐野も変わらないとね。そのために斉藤和巳を呼んでいるわけですからね。その辺しっかりと変わってくれないと、自分に厳しくなってもらわないとね。ちょっと甘ちゃんやからね、甲斐野は。すぐ和巳のことを兄貴って言い出すから。和巳の子供が3人ぐらいいる、子供じゃない、弟やね」
――何日間しか経っていないけれど、いい姿を見せている。
「みんなちょっとピリッとしてね、練習もしっかりやってくれてるし。ピッチャーも初日3人ぐらいしか投げなくて、和巳が『初日から3人か〜』とか言うたら、次の日いっぱい入っとったもんね。そういうのはいいことじゃないですか。どんどんやってくれたら」
――甲斐野投手も目の色が変わってきた。
「当然、今年後半いなかったわけですからね。そこは本人も悔しい思い、クソっという気持ちを持ってると思うんで、しっかりと来年やってくれると期待しています」
――本来のポテンシャルだと7、8、9回を任せたい。
「あれだけの球を投げるんだから、6回、7回ぐらい投げてくれて、そこで固定させてくれたらありがたいけど、投げてみないと分からないんじゃ、そこに固定できないからね」
――甲斐野投手も巨人戦に投げてもらう。
「巨人戦に投げるのは誰だったかな。大関、甲斐野、杉山、あと予備で正義を連れて行くとか言っていたね。純平も予備やね。あとは高橋礼かな」
――ブルペンでは打席に立たれていました。
「杉山と正義はやっぱり強い球を投げているよね。ベース板が強い。高橋礼もいい球投げてるよ、この秋のキャンプは。秋のキャンプしか見てないけど。ピッチングコーチも球が強くなってきたっていうね。特にアンダースローですから、特殊なピッチャーでボールが浮き上がってくるんで。それが強くなれば強くなるほどバッター打ちにくいと思うんで楽しみですね」
――昨日三笠GMが日本ハムの近藤選手にぜひ来てほしい。
「ぜひぜひ来てもらいたいです。あれだけのバッターですから、来てもらったら大助かりです」