柳田ら3人だけには伝えていた 松田宣浩、異例の“前倒し”退団発表の理由
決断は1軍が11連戦を終えた20日「まだ野球が大好き」
ソフトバンクの松田宣浩内野手が28日、本拠地PayPayドーム内で会見を行い、今季限りでの退団と来季以降の現役続行の意向を表明した。集まった多くの報道陣の前で「福岡ソフトバンクホークスのユニホームを着てプレーするのは今シーズン限りとなりました。現役続行を希望して退団することをここにご報告させていただきます」と語った。
異例の“前倒し”での退団発表となった。9月7日に球団から来季の戦力構想から外れてたことを通達された松田。翌8日に、藤本博史監督と話し合いの場を持ち「モヤモヤした気持ちであったりとか、中途半端な気持ちで1軍で戦うっていうのは、やっぱりチームメイトに対して迷惑かかるんじゃないか」と出場選手登録を抹消となった。
「引退するか退団するか選択するので、考えさせていただく時間をいただきました」。その後、ファームで若手に混ざって練習したことで気持ちは固まっていった。「気づいたことはまだ野球が大好きで、変わらず元気、野球を自分から止めるという決断には至らなかった」。球団に現役続行と退団の意向を伝え、柳田悠岐外野手、中村晃外野手、今宮健太内野手の3人にも「おらんくなってから引っ張ってもらわないといけない」と考えて「やんわりと」伝えたという。
(鷹フル編集部)