鷹、延長の末に痛恨の逆転負け 9回モイネロ同点被弾、10回に松本&嘉弥真がつかまる

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

2位オリックスにゲーム差なしで並ばれ、優勝マジックは7のまま

■ロッテ 6ー3 ソフトバンク(23日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは23日、本拠地PayPayドームでロッテに痛恨の逆転負けを喫し、優勝へのマジックは「7」のままとなった。1点ビハインドの7回に主砲の柳田が左中間スタンドへ22号2ランを放って逆転に成功。9回にモイネロが追いつかれると、延長10回に松本、嘉弥真がつかまり一気に3点を勝ち越された。

 1点ビハインドの7回。先頭の牧原大が中前安打で出塁。1死一塁で打席に入った柳田が東條の3球目を捉えた。真っ直ぐを弾き返した打球は快音を残して左中間スタンドへ。打った瞬間、柳田も右手を挙げてガッツポーズを見せるほどの“確信アーチ”で試合をひっくり返した。

 だが、1点リードの9回にモイネロが中村奨に左翼スタンドへの同点ソロを浴びて延長戦に突入。10回に松本が四球と安打で走者を背負うと、代わった嘉弥真が高部に右中間への2点適時三塁打を浴びて勝ち越された。さらに二塁への犠飛でもう1点加えられた。その裏、オスナの前に無得点に終わって敗れ、2位オリックスとは再びゲーム差なしとなった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)