「綺麗に抑えようなんていらない」5回1失点に詰まった41歳・和田毅の経験と技

  • 記者:藤浦一都
    2022.08.22
  • 1軍
ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】

「『コロナだから負けてもしょうがないよな』という空気にはしたくない」

 21日に本拠地PayPayドームで行われた日本ハム戦に5-1で勝利し、同一カード3連勝を飾ったソフトバンク。周東、牧原大、田中正が新型コロナウイルスの影響で登録抹消となるなど、連日コロナ禍の影響を受ける緊急事態の中で、41歳のベテラン左腕・和田毅投手がチームを救う好投を見せた。

 決して状態は良くなかった。初回に松本から右前打を許すなど、毎回のように走者を背負った。それでもゲームを作るのがベテランの技と経験か。5回に1点を失ったものの、リードを守り、中継ぎ陣にバトンを託した。5回1失点で今季4勝目を挙げた和田毅はお立ち台で「今日は嘉弥真と松本の代理としてここに来ました」と中継ぎ陣に感謝した。

 チームは主力の多くが欠ける苦しい状況にある。そんな時だからこそ、気持ちを強く持つことが必要だと和田は言う。「こういう時だからこそ『コロナだから負けてもしょうがないよな』という空気にだけは絶対にしたくない。自分1人でどうにかなる問題ではないけれど、こういう時こそチーム一丸となって勝ち進んでいかないといけないと思う」。こんな思いを胸に、マウンド上で腕を振った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)