鷹バッテリーの球種読まれた? 全てファーストスイングで打たれた7連打の違和感

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

4回に許した7連打に藤本監督「フルスイングして来てる」

■オリックス 10ー2 ソフトバンク(14日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは14日、本拠地PayPayドームでのオリックス戦に2-10で敗れた。4回に先発の和田毅投手が6連打を浴びるなど、大量7失点。5回にも3点を失ってリードを広げられ、16被安打10失点の大敗だった。

 4回に猛牛打線の猛攻を浴びた。3回まで無失点に封じていた和田だったが、1死から宗に中前安打を浴びると、勢いを止められなかった。紅林に右翼線への適時二塁打を浴びると、マッカーシー、山足、伏見、福田と怒涛の6連打。4点を失ったところで左腕はマウンドから降りたが、2番手の椎野も中川圭、宗に適時打を浴びた。

 この回、7連打を含む8本の安打を集中されて一挙7点を失った。結果的に6失点KOとなった和田は「今日は自分の中で調子が良くないのは分かっていたので、何とか修正しながら投げていこうと思いましたが、できませんでした。連打、連打で相手を勢いづかせてしまい、試合を壊してしまった」とコメントし、肩を落とした。

 ビッグイニングを作られることになったのは、もちろん和田の調子が良くなかったこともあるだろう。ただ、それと共に、オリックスの打者たちが迷うことなくフルスイングし、カウントの早い段階でことごとく打ち返していたことに違和感を覚えた。

 1点を先制され、なおも1死二塁でマッカーシーは外のスライダーに対して踏み込んで中前に弾き返した。続く山足も初球のスライダーを完璧に打ち返した。さらに伏見は初球の真っ直ぐをフルスイングして左前へ。福田は1ボールからの2球目の真っ直ぐを“待ってました”とばかりに右中間へ。左腕はこれで4点目を失い、マウンドを降りた。

 投手が椎野に代わって迎えた中川圭も2ボールから中前安打。2球連続でスプリットが外れたあとの3球目の真っ直ぐを中前へ2点適時打とされた。この連打の間、オリックスの打者はほとんどタイミングを外されることなく、スイングしていた。怒涛の7連打は全てファーストスイングで打ち返されたものだった。

 ここまでことごとく打たれると、何かしらのクセや傾向があり、球種が相手の打者に絞られていたのではとも考えられる。バッテリーの配球が読まれていた可能性を問われた藤本博史監督は「もうフルスイングして来てるからね。ああいうところをもうちょっと注意しないと、ただインコースに投げてるだけじゃダメですよね」と語っていた。

 なんらかの傾向が出ているのであれば、それはチームとしてなのか、それとも投手なのか、はたまた捕手なのか。ここからペナントレースは優勝争いを左右する勝負どころへ向かっていく。最終盤で大きな傷とならぬよう、この日浴びた集中打の原因は追求するべきだろう。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)