前田悠伍に感じた“直感”「俺を投げさせてくれ」 運命を決めた倉野コーチの直談判「あれが無ければ…」

倉野コーチが抱いた確信「だから提案できた」
2026年シーズン、ホークスは球団の福岡移転後初となる3年連続のリーグ優勝を飾りました。鷹フルでは主力選手はもちろん、若手や首脳陣にもスポットライトを当てながら今シーズンを振り返っていきます。2026年を象徴するトピックの一つは、3年目の前田悠伍投手が打ち立てた無傷の12連勝。倉野信次投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーターが明かしたのは、21歳の覚醒が垣間見えた“きっかけ”でした。春先はフォームに苦しみ、開幕を2軍でスタートさせた左腕。倉野コーチの脳裏に刻まれたのは、交流戦前に見えた前田悠投手の「ハングリーさ」でした。
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「悠伍に関しては、やっぱりキャンプ中の状態からすると『これはちょっと本来の力を取り戻すのに時間がかかるんじゃないかな』というのがはありましたね」
倉野コーチが正直に打ち明けた“不安”。それを前田悠はわずか1か月半で拭い去ってみせた。春先はフォームに悩み、開幕2軍スタートとなった左腕だが、ふたを開ければ12勝0敗という堂々たる成績をマーク。リーグ優勝の立役者となった。
倉野コーチはシーズン当初の前田悠に対し、「1人でローテを回すイメージまでは持てなかった」と正直な評価を語る。実際に6月6日のDeNA戦に先発した左腕だったが、この日の先発登板を巡り、首脳陣の中には迷いが生じていたという。実はもう一人いた“先発候補”。「でも、それにも転機があって」――。前田悠を抜擢したことには確かな理由があった。「あれが無ければ、その日の登板はなかったかもしれないし、今年の活躍も無かったかもしれない」。倉野コーチが小久保裕紀監督に提案した「悠伍でいきましょう」。この決断が、今季の前田悠にとって大きなターニングポイントになっていた。
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この先で分かる3つのこと
無傷12連勝の陰で前田悠が吐露した「未知の体の重さ」
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前田悠伍か前田純か…迷っていた先発起用

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(飯田航平 / Kohei Iida)