周東佑京が抱く葛藤と覚悟…「勝てばもう何でもいい」 共に苦しむ栗原陵矢に「僕が言うことはない」

  • 記者:飯田航平
    2026.09.06
  • 1軍
5日の西武戦で好守を見せた周東佑京(左)【写真:栗木一考】
5日の西武戦で好守を見せた周東佑京(左)【写真:栗木一考】

背番号23の矜持…「良くない雰囲気は出さない」

 昨季までの選手会長はチームの現状をどう見ているのか。チームが勝つために自分ができることは何なのか――。走塁と守備でチームを救い続ける一方で、自身の打撃には「良くないですね。だいぶ良くない」と首を横に振る。2位・西武との直接対決で勝ち越しに成功した中、チームリーダーとして戦い続ける周東佑京外野手が胸の内を明かした。

 5日にPayPayドームで行われた西武戦の初回、周東は中前打で出塁すると、続く近藤健介外野手の右前打で一気に三塁を陥れた。直後、西武ベンチは「二塁ベースを踏んでいたかどうか」を確認するためにリクエストを要求し、球場はざわついた。だが、映像確認を待つ間も周東は冷静だった。「もうちょっと踏もうと思ったんですけど、鋭角に入りすぎました。でも確信はありました」。そう振り返る通り、判定は覆らず。その後、栗原陵矢内野手の犠飛で先制のホームを踏んだ。

 守備でも6回、9回とフェンス際の深い飛球を好捕。「打った瞬間に捕れると思いました。フェンスを越えない限りは捕れると思いました」。涼しげな表情で語る30歳は、何度もチームの窮地を救った。

 試合は2-0で勝利。先発の大津亮介投手が7回無失点と踏ん張り、松本裕樹投手、杉山一樹投手へとつないで西武打線を無得点に封じ込めた。周東だからこそできるプレーの連続だったが、試合後に背番号23が語ったのは、グラウンドに立つ者だけが感じるチームの現状だった。「勝てばもう何でもいいので」――。攻守にわたる華々しい活躍の裏で、背番号23は葛藤を抱えながらプレーしていた。

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この先で分かる3つのこと

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好守の周東を迎える大津亮介【写真:栗木一考】
好守の周東を迎える大津亮介【写真:栗木一考】

不振への焦りと居残り練習

適時打を放つ栗原陵矢【写真:栗木一考】
適時打を放つ栗原陵矢【写真:栗木一考】

栗原陵矢を見守る眼差し

(飯田航平 / Kohei Iida)