ラトリッジは「変化球の制球があまりよくなかった」
ソフトバンクの2軍は30日、タマスタ筑後での広島戦に1-0でサヨナラ勝ちした。先発の新外国人ジャクソン・ラトリッジ投手は4回を投げて54球、3安打無失点と好投。2番手で登板した東浜巨投手が5回を無安打5奪三振無失点の快投で勝利投手となった。
打線は8回まで無得点が続いたが、9回に緒方理貢外野手、笹川吉康外野手の連打で好機を作ると、最後は漁府輝羽外野手が遊撃への内野安打を放ち、試合を決めた。2位のオリックスが敗れたため、地区優勝マジックは「9」となった。試合後に取材対応した斉藤和巳2軍監督は送りバントを失敗した高橋隆慶内野手に対して「どう行動していくか」と言及した。主なコメントは以下の通り。
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この先で分かる3つのこと
高橋隆のバント失敗を斉藤監督が責めなかった「深い理由」
サヨナラ打の漁府に斉藤監督が出していた「勝負のサイン」
5回無安打と好投の東浜巨へ斉藤監督が示した「現在地」
ラトリッジ投手の投球について。
「変化球の制球があまり良くはなかったかな。フォークとかスライダー。久々の登板で、ベース盤の上には頑張って投げていた気はするけど。前回見た時は『良いフォークを投げるな』と思ったけど、今日はフォークの制球も良くなかったので。最後まで、いい感覚では投げていなかったんじゃないかなと思いながら見てたけどね」
2番手の東浜巨投手は5回無安打の投球。
「難しいところだよね。元々、ずっと先発で自分でリズムを作っていたので。イニング頭で入りやすく見えても、ずっと先発をやっていると試合の途中で入っていく空気感とかは、やったことのある人間しかわからないところがあるので。立ち上がりは制球が思い通りにいっていない感じがしたけど、7、8回くらいからリズムが掴めてきた感じがしたので。2イニングくらいはしっかりコーナーにも投げられていた。巨に関してはまだ球数やイニング数を増やしていくリハビリ段階でもあるので、十分投げたかなと思います」
漁府選手がサヨナラ打。
「良く最後に決めてくれたなという感じはする。3ボールから『打ってもいい』のサインは出したけど、打つならあの(ボテボテの)ファウルは勘弁してくれよって思いながら。最後は良い当たりではなかったけど、しっかり決めたなという感じはします」
9回無死一、二塁で高橋選手がバント失敗。
「そんなにバントをやらせてこなかったこちらの責任もあるし、経験としてやっていかないといけない。1軍に行けば十分考えられることなので。元々、打撃が長所で入ってきたので。そういう場面は少なかったけど。いくら2軍であっても、チームのこういう流れとかね。今年は4番を打っていても、1軍に上がれば4番があるわけではない。1軍に上がればバントのケースも出てくるし、これは2軍にいる選手全員に当てはまること。そこは本人がどう思っているか。『なんで俺にバント?』と思っているようではなかなか難しい部分もあると思うので。成功してくれたら一番助かるけど、バント自体は失敗に終わったとしても、こちらがさせてこなかった部分もあるので。(失敗に関しては)思うことはないです。サインが出たことをどう受け止めて、どう行動していくかは本人次第ですね」
1軍になると、大事な場面でのバントミスは許されなくなる。
「そうね。(廣瀬)隆太だって、2軍では上位打線を打たせることが多くても、上に行けば8番バッター。バントの指示が出ることもあるし、バントもしっかり決めている。そういうことも2軍の選手は見ていると思うので、自分事として考えたら十分その可能性がある。1軍に行くための準備をここでしているわけなので。失敗を責めるつもりは全然ないけど、それをどう感じるかが一番大事かなと思います」
(飯田航平 / Kohei Iida)