先発オスナは最速156キロをマーク
ソフトバンクの2軍は29日、タマスタ筑後でのファーム・リーグ広島戦に1-4で敗れた。先発マウンドに立ったロベルト・オスナ投手は1回を1安打2奪三振無失点。調整登板ながら最速156キロをマークした。2回からは前田純投手が登板し、7回までの6イニングを6安打1失点と好投。力のある直球を武器に10三振を奪った。
打線は5回にイヒネ・イツア内野手が右翼への同点適時二塁打を放ったが、その後は追加点が奪えなかった。イヒネは3安打2四球で全5打席出塁と、猛アピールに成功。最終回は1死満塁と好機を作ったが、あと一歩及ばなかった。同日に2位のオリックスが引き分けて、地区優勝マジックは11となった。試合後に取材対応した斉藤和巳2軍監督の主なコメントは以下の通り。
会員になると続きをご覧いただけます
この先で分かる3つのこと
前田純の10奪三振に、指揮官が抱いた「意外な印象」
荒れ球の岩井俊介へ、監督が求めた「時間の使い方」
優勝目前でも変わらぬ、斉藤監督の「ブレない信念」
2番手の前田純投手は2試合くらい安打を打たれる登板が続いていたが、今日の投球は?
「ここ最近では『まだいいかな』という感じかな。良いのと悪いのがちょっとはっきりしているかなという印象」
本来の真っすぐが戻っていない?
「今日はその辺じゃなくて、フォームのタイミングとかバランスを見たけど、所々『そのタイミングやったらいいよな』っていう感じはあった」
タイミングが決まった時に、内・外に投げ分けられていた?
「コースは別として、打者の反応。全てではないけど、空振りを取れたり、ファールになったりとか。もちろんコースに決まったり、高さがしっかり投げられたりというのはあった。全てではないけどね」
10奪三振の結果に関しては?
「そんなに取ったの? そんなイメージはなかったけど。いつもよりは質の良いボールが多くあったかな」
マジックが減ってきた中で、監督は選手たちに優勝を意識させる言葉をかけている?
「いやいや、全然そのつもりはない。まあ、目前になったらどうなるか分からへんけど。そこを目指して正直やってきたわけでもないし。結果的にこうなっているだけであって。いつも言うように選手一人一人の状態であったり、調子であったり、成長であったりということしか見てきていないので。どうやろうね、目前になったら『せっかくやから』となるかもしれないし」
監督の中ではそこまで変わることはない?
「変わらん。将来というところも含めて、残りの1軍のシーズンで少しでも戦力になってほしいなとか、来年以降に何か良いきっかけになってほしいな、とか。もう初めからずっとそれしか考えていない。それが変わらずという感じ」
岩井俊介投手は球が荒れているようにも感じたが。
「ああいう状態が……。これは2軍だけじゃなくて1軍でもたまに見受けられたりするので。そこを何とか克服していかんとね。1球1球のボール自体は、真っすぐは150キロ以上を投げるし、あのスライダーはなかなか投げられるスライダーでもないし。今日はそのスライダーがデッドボールになって、コントロールができない中で、フォークボールでカウントを取ったりはできているので。基本的には真っすぐとスライダーにしっかり自信を持って投げさえすれば、そんな簡単に打たれるボールではないと思うんでね。自信というか不安要素というか、それは練習はもちろんやけど、やっぱりゲームの中で自分で克服していってもらうしかない。そのためには日頃の練習でどれだけ追求したり、あるいは覚悟決めたりね。周りに合わせるんじゃなくて、自分の時間を自分でしっかりと使っていけるようにならないとね」
岩井投手に関してはメンタルの部分が大きい?
「細かいところを言うと、もちろんそれはフォームにも出てくると思う。ただ、そういったところよりも、しっかりとマウンドに上がるためのコントロールであったり、バッターと勝負できる準備を毎日どれだけできているのか。実際全てを把握しているわけではないし、できてないと言っているわけでもないので。『これでもか、これでもか』というくらい、やって損はないと思うので」
大友選手が9回に安打。その後に江崎選手も安打を放った。その姿をどう見ていたか?
「大友も追い込まれながら、しっかり反対方向にツーストライクアプローチができたので。彼らはもう目の前の結果を残していくことしか、頭にないと思うので。江崎に関しては、色々と打席の中で悩んでいるのかなとか。あとはスピードにどれだけついていけるかというところもあるし。最後はあれだけ真っすぐに差し込まれる場面があって、最後に変化球で『ありがとう』という感じもするけどね。それをしっかり捉えたことを自信にしたらいいと思うし、1本出るのと出ないとは違うんでね」
(飯田航平 / Kohei Iida)