上沢直之が32歳で自己最速を更新した“意味” 「出しておきたいなと」…進化を証明した覚悟の一球

  • 記者:竹村岳
    2026.08.25
  • 1軍

19日の日本ハム戦で自己最速の154キロを計測

 選手の知られざる本音に独自の目線で迫る「鷹フルnote」。今回は上沢直之投手の登場です。19日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で、自己最速を更新する154キロをマーク。渾身の一球を本人が振り返り、解説します。今もなお成長し続ける“伸び代”の証明。限界を作らない右腕が掴み取った確かな手応えと、さらなる「モチベーション」を語ります。

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 32歳、プロ15年目を迎えても進化の歩みは止まらない。先発マウンドに上がった上沢は、1番打者の水野と相対した。わずか2球で追い込むと、躍動感のあるフォームから投じられたボールは自己最速の154キロを計測した。外角にビシっと決まり、見逃し三振。プレーボール直後の1打席を振り返り「あれは(打てる球が)なかったと思いますね。だからこそ、長いイニングであのクオリティを続けないといけないし、そこが課題だと思います」と自らを見つめる。

 日本ハム、米国と渡り歩き今シーズンが15年目。来年2月には33歳を迎える背番号10が、自己最速を更新した。「いつ終わってもいい」――。そう腹を括る右腕は、なぜ今も進化を続けられるのか。アメリカで突きつけられた「球速」の壁、登板直後に繰り返す過酷なトレーニング、そして目標の「155キロ」へ。上沢が掴んだ手応えと、知られざる思考を打ち明けた。

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この先で分かる3つのこと

日本ハム戦で自己最速154キロを計測したソフトバンクの上沢直之。32歳・プロ15年目を迎えても進化を続ける右腕が掲げる目標、登板直後から始まる過酷なルーティン、そして米国挑戦で痛感した壁と「まだできる」と思えるモチベーションの裏側に迫ります。

自主トレ期間から掲げていた目標まで「あと1キロ」

練習中からより良い握りを探す上沢直之【写真:竹村岳】
練習中からより良い握りを探す上沢直之【写真:竹村岳】

登板直後のウエートトレーニングがルーティン

(竹村岳 / Gaku Takemura)