東浜巨の3か月「感謝が足りなかった」 リハビリを支えた沖縄の“誇り”…「まだまだ投げる姿が見たいと」

  • 記者:竹村岳
    2026.08.17
  • 2軍
復帰登板を迎えてマウンドに一礼する東浜巨【写真:竹村岳】
復帰登板を迎えてマウンドに一礼する東浜巨【写真:竹村岳】

3か月ぶりの実戦復帰「ふわふわしていました」

 プレーボールが刻一刻と近づいてきた午後5時20分、クラブハウスの扉を開けた36歳は、自らに言い聞かせるように力強く呟いた。「よしっ!」。その表情には笑みが浮かんでいた。東浜巨投手が、帰ってきた。3か月ぶりの実戦登板。マウンドに立った自分の姿は、海を越えて、沖縄の“家族”へと届いただろうか――。

 16日に行われたファーム・リーグの阪神戦(タマスタ筑後)。まっさらなマウンドに立った右腕は、3イニングで3安打を許しながらも無失点に抑えた。「今日1日、ずっとふわふわしていたので。久しぶりに緊張感を味わえてよかったです」。最後の実戦登板は5月16日のオリックス戦(堺)。プロ14年目の今季、決意のシーズンを過ごすはずが右肩の不調に悩まされ、3か月もリハビリ生活を送ってきた。支えてくれた周囲に向けた感謝の思いは尽きない。

「一番は奥さんですかね。リハビリに入った時は、自分が帰っても暗かったりしたので。そういう時でも(自分を)立ててくれました。両親もそうですし、何よりもリハビリを担当してくれたトレーナーさんたちが根気強くやってくれました。今日も休みですけど、返上して見にきてくれた。そういう意味ではこの3か月、気づきじゃないですけど『感謝が足りなかったな、俺』と思うような期間でした」

 1軍では通算180試合に登板して76勝。幾多の経験を積み上げてきた右腕のモチベーションの1つは、沖縄にもある。マウンドにあがるたびに、集まる“大家族”。画面越しに戦う姿を見せることで、少しでも「楽しみを与えられたら」と自らを突き動かしてきた。

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3か月ぶりに実戦登板した東浜巨【写真:竹村岳】
3か月ぶりに実戦登板した東浜巨【写真:竹村岳】

3か月ものリハビリ「これだけ苦しいのは初めて」

(竹村岳 / Gaku Takemura)

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