村上泰斗がベンチで見た3イニング 19歳で初の1軍昇格…首脳陣の“配慮”「感じ取れ」

  • 記者:飯田航平
    2026.08.15
  • 1軍
村上泰斗(左から2人目)【写真:栗木一考】
村上泰斗(左から2人目)【写真:栗木一考】

「いつでも投げられる準備はしてきた」

 呼吸すら忘れてしまいそうな高揚感と、初めて味わう緊張感が、19歳の胸を包み込んでいた。14日、村上泰斗投手が待望の1軍初昇格を果たした。中継ぎでの起用が想定される中、最初に身を置いたのはブルペンではなく、熱気高まるベンチ内だった。

 目の前で繰り広げられる1軍の真剣勝負。テレビの向こう側で見ていた先輩たちの本気の瞳、張り上げる声、研ぎ澄まされた集中力が村上の目に深く焼きついた。「周りの選手を結構見ていたんですけど、『自分の仕事』というのが目に見えて分かりました」。プロ2年目を迎えた19歳は、ただ息を呑むばかりだったという。

 プロ初登板も期待される右腕だが、試合開始からの3イニングをなぜベンチで過ごしていたのか。そこには、倉野信次投手チーフコーチ兼ヘッドコーディネーター(投手)による温かな「配慮」があった。1軍の空気を感じながら、右腕は何を見ていたのか。肌で感じ取った“プロ”とは一体何だったのか――。

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この先で分かる3つのこと

・倉野コーチが村上泰斗に授けた“異例の配慮”とその真意
・1軍ブルペンでドラ1右腕が痛感した先輩投手の完璧な準備
・昇格した村上泰斗に倉野コーチが期待を込めて告げた役割
倉野コーチと会話する村上【写真:栗木一考】
倉野コーチと会話する村上【写真:栗木一考】

ブルペンにもあった特別な緊張感

(飯田航平 / Kohei Iida)