正木智也を蘇らせた“盗み聞き” 周東佑京は呆れ顔「また打ちやがってみたいな」…見え始めた理想像

  • 記者:飯田航平
    2026.08.13
  • 1軍
12日のロッテ戦で先頭打者本塁打を放った正木智也【写真:栗木一考】
12日のロッテ戦で先頭打者本塁打を放った正木智也【写真:栗木一考】

1番打者が放つ強烈な存在感

 打線を牽引し続ける26歳に、先輩たちは“笑う”しかなかった。12日にみずほPayPayドームで行われたロッテ戦。初回に正木智也外野手が放った一発は、鮮やかな放物線を描いてレフトスタンドへと吸い込まれていった。球団タイ記録となる今季5本目の先頭打者本塁打。小久保裕紀監督も「相手球団もちょっと嫌がっている感じはあるので。今のところは代えるつもりはないです」と語るほど、1番・正木が与えるインパクトは大きい。

 11日の同戦でも初回から安打、犠飛、本塁打に加えて2つの四球。全5打席で出塁や打点を記録するという活躍ぶりだった。「納得ですね。ホームランも打てましたし、下位打線がチャンスで回してくれて。ランナーを返せましたし、フォアボールで後ろに繋ぐこともできたので。今日みたいな日が増えればいいなとは思います」。背番号31は力強く語った。

 これまでの野球人生で経験したことがなかった1番打者というポジションで、なぜ正木はこれほど軽やかにバットを振れるのか。そこには、打席の中で“無意識”に感じているチームメートへの信頼と、不調の波を劇的に終わらせた先輩からの「ある言葉」に隠された秘密があった――。今シーズンで描き始めた理想像と、「シーズンを1番打者で終えたい」と語った心中に迫る。

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この先で分かる3つのこと

・周東佑京が先頭打者弾の直後にもらした「呆れ顔の本音」
・近藤健介の打撃論を“盗み聞き”して試した「ある意識」
・不調の波を最小限に抑えた、最新機器による「特別練習」

先輩たちに寄せる信頼「無意識的に」

正木(左)を出迎える周東佑京(中央)【写真:栗木一考】
正木(左)を出迎える周東佑京(中央)【写真:栗木一考】

近藤の打撃論を“盗み聞き”

(飯田航平 / Kohei Iida)