同点の9回に西尾歩真がサヨナラ打
ソフトバンクの3軍は7日、火の国サラマンダーズとの試合に臨み、7-6でサヨナラ勝利をおさめた。先発の飛田悠成投手は4回5失点。2者連続で本塁打を浴びるなど、結果を残せなかった。5回から登板した内野海斗投手が3回無失点、津嘉山憲志郎投手はソロアーチを許し2回1失点という内容だった。
打線は3回に1点を返すと、5回には宇野真仁朗内野手、鈴木貴大外野手、佐倉侠史朗内野手の3者連続適時打などで同点。6回無死二塁ではエミール・セラーノ・プレンサ外野手の左翼線への適時二塁打で一時勝ち越しに成功した。6-6の9回1死三塁では西尾歩真内野手が中前に抜けるサヨナラ打を放ち、試合を決めた。試合後、大越基3軍監督が取材に応じた。一問一答は以下の通り。
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この先で分かる3つのこと
1軍の壁に育成選手が「無理ですよ」と溢した本音
エミール覚醒の裏に…助っ人同士で交わした助言とは
大越3軍監督が語る育成選手の“リクルート合戦”とは
エミール選手が3安打。
「最近ずっと良くなってきているんですよね。(デービッド・)アルモンテと仲がいいんですよ。アルモンテと野球の話、特にバッティングについて(話している)。(外国人育成打撃コーチのホセ・ダニエル・)オスーナさんが2回、教えにきてくれたんですけど、その人の(教えてくれた)ことを思い出しながら、アルモンテと一緒に振り返りながらやっていると言っていました」
ヒットの内容も、しっかりと捉えている。
「良くなっていますよね。バッティングはかなり良くなっています」
2盗塁を決めるなど、走塁もアグレッシブ。
「どんどん野球を覚えていく段階なので、1年目にしては相当いいと思います。特にバッティングは成長していますね」
内気な印象があったが、グラウンドに出ればあれだけ自分を表現できる。
「走ることとか、怖いもの知らずなので。勇気があるのではなく、怖いものを知らないからいけるんでしょうね」
技術的に、というわけではなく?
「バッティングは技術があるから打てるようになってきていると思うんですけど、怖いもの知らずというのは、怖いものを知るのは1軍に行ってからなので。失敗したら2軍に行かされる、とか、自分をどんどん追い込んでいく。3軍は失敗してもOKと言っているので、そういう意味ではのびのびとやっているんじゃないですかね」
飛田投手、内野投手は明暗が分かれる結果に。
「内野の方が今日はよかったですね。安定していました」
5回から登板した内野投手は流れを持ってくる投球だった。
「飛田も悪くはなかったんですけどね。相手のバッターの打ち方もいいですからね。今日の内野は相当よかったですね」
津嘉山投手は2回1失点。9回は満塁のピンチを招いたが、無失点にしのいだ。
「ツカも1軍で投げるには今までの配球じゃダメだと思って、今変えているんですよ。大学2年生の年じゃないですか。すごいなと思いながら見守っていますよ」
エミール選手の盗塁はサインだった?
「サインは『ディスボール』はほとんど出さないです。グリーンライトですね。あいつ、グリーンライトのサインを出すと走るんですよ。そういうタイプです。いつ走ってもいいというサインではあるんですけど、勘違いしているかもしれないですね(笑)」
8月を迎えて、育成選手の表情の変化は?
「ないんですよ。全くないので、このままいこうと思います。余計なことを話さないように気をつけようと。あとは個人的に話をすることはあるかもしれないですけどね。5年目の選手だったりには、いろんな話はしていますけど、大体の選手は『無理ですよ』と。この1軍の野手の壁は。本人たちが口に出しますね。選手たちが、まだNPBでやりたいと思うのなら、ここからは“リクルート合戦”になるんじゃないですか。『そのためにやろう』みたいな。だから全然落ちていないです」
個人個人でモチベーションを保つこと。
「それが落ちそうな選手には話しますけど、全然大丈夫。だから全体では話さないです。このまま完走できたらいい。雰囲気的にですね。それは、4年目、5年目くらいの選手はみんな思っていますよ」
最後に決めたのも4年目の西尾選手だった。
「どうなるかわからないですけど、怒られながらやるより、楽しい雰囲気でやりたいじゃないですか。いい雰囲気でできるように頑張っていこうと言っていくしかないですね」
(竹村岳 / Gaku Takemura)