渡邉陸が上茶谷大河を蘇らせた“魔法の言葉” 「普段は自信のない」ボールも…たった1球で得た確信

  • 記者:福谷佑介
    2026.08.04
  • 1軍
ハイタッチを交わす上茶谷大河(右)と渡邉陸【写真:栗木一考】
ハイタッチを交わす上茶谷大河(右)と渡邉陸【写真:栗木一考】

「正直ちょっと不安な立ち上がりだった」

 たった1球が、その日の命運を変えることがある。そんな表現がまさに当てはまった上茶谷大河投手の投球だった。1日の楽天戦(楽天モバイル最強パーク)。上茶谷大河投手は7回88球、3安打7奪三振無失点の力投で7勝目を挙げた。先発転向後は3連勝で4回以降は1人の走者も許さない圧倒的な投球を披露。安定感という言葉がふさわしい数字が並んだ。

 だが、この日の右腕の状態は良かったわけではない。むしろ、その正反対だった。「自分の球の状態は、正直ちょっと不安な立ち上がりだった」。初回、いきなり連打を浴びた。先制点を奪われかねなかったが、周東佑京外野手と牧原大成内野手の見事な中継プレーに救われた。2回にも痛烈な当たりを打たれたが、味方の守りに助けられた。

「本当に初回、連打でいきなり……失点覚悟のピンチだったんですけど、そこで助けていただいたんで、またまた感謝ですね」。ボールへの手応えは乏しく、腕も振り切れない。そのまま崩れていってもおかしくなかった投球だったが、3回に一変した。キッカケは、たった1球投じただけの“ある球種”。そして、そのボールを受け止めた渡邉陸捕手の「閃き」だった。

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(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)