庄子雄大、光った瞬時の判断「いけるって」 抱えた自責の念…北斗に伝えていた言葉

  • 記者:飯田航平
    2026.07.06
  • 1軍
好走塁を見せた庄子雄大【写真:栗木一考】
好走塁を見せた庄子雄大【写真:栗木一考】

北斗に…「次はしっかりアウトにするから」

 自責の念を振り払う好走塁だった。「打球を見た時に、サードがファーストまで投げる距離と、僕が二塁から三塁まで行く時間を瞬時に考えて、投げた瞬間にいけるっていう判断でいきました」。庄子雄大内野手が本来の躍動感を取り戻した瞬間だった。

 5日のロッテ戦。5回に先頭打者として一塁への内野安打で出塁した庄子は、2ボール1ストライクから盗塁を仕掛けた。正木智也外野手の打球が大きなバウンドで三塁へ弾むと、三塁手が一塁へ送球した瞬間を見逃さず、迷いのない判断で三塁を陥れてみせた。小久保裕紀監督も「やっぱり足は武器ですからね。とっさの状況でしたけど、非常にいい判断でサードに行った。先頭打者として出塁した仕事も良かったですし、走塁も良かったです」と、背番号25の隙のないプレーを称賛した。

 だが、このアグレッシブな快走の裏には、前夜からたった1人で背負い続けていた思いがあった。痛恨のミスを経て、庄子はどのようにして恐怖に打ち勝ち“攻める心”を取り戻したのか。「不安はもちろんありました」――。泥臭いプレーの裏側にあったのは、葛藤と覚悟だった。

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本塁打を放った近藤健介を迎える庄子【写真:栗木一考】
本塁打を放った近藤健介を迎える庄子【写真:栗木一考】

(飯田航平 / Kohei Iida)