中村晃が若鷹ミーティングに参加する理由 満塁弾の7時間前…見逃せなかった隙「1軍なら2軍行き」

  • 記者:竹村岳
    2026.06.29
  • 1軍
ベンチから戦況を見守る中村晃【写真:竹村岳】
ベンチから戦況を見守る中村晃【写真:竹村岳】

満塁弾を放ったこの日…中村晃がミーティングで語ったこと

 たくさんの後輩が、自分の背中を見ている。迷うことなく初球を振り抜けたのは、今も妥協なき準備を続けているからだ。28日に行われたファーム・リーグのオイシックス戦(タマスタ筑後)。6-5で勝利を収め、西地区首位に再浮上した一戦で、「逆転サヨナラ満塁本塁打」を放ったのが中村晃内野手だった。

「どこで打っても、ホームランはいいものだなと思いました。また頑張ります。ありがとうございました」

 3点を追いかける9回。2安打と四球で無死満塁の絶好機を迎えると、打席に立ったのは7回から途中出場していた背番号7だった。右腕・上村が投じた147キロ直球を捉えると、打球はライナーで右翼ネットを揺らした。タマスタ筑後でのヒーローインタビューで、ベテランがマイクを握るのは異例のこと。「何も考えずに。みんなで作ったチャンスだったので、思い切って行きました」。2軍という舞台ではあるが、36歳も興奮した表情で劇的な一打を振り返った。

 9日に登録を抹消され、翌日から2軍に合流した。若手と日々を過ごす中で、中村晃は試合前のミーティングにも参加している。主力選手の参加は免除されているが、「いろんな意見があって、面白いからですよ」。ベテラン自ら歩み寄り、溶け込もうとするのは並大抵のことではない。そして背番号7は満塁弾を放ったこの日、後輩たちに向けて「発言」をしていた。見逃せなかった小さな隙。「1軍なら、あれはすぐに2軍行きになる」――。

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この先で分かる3つのこと

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逆転サヨナラ満塁本塁打を放ちホームインする中村晃【写真:竹村岳】
逆転サヨナラ満塁本塁打を放ちホームインする中村晃【写真:竹村岳】

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(竹村岳 / Gaku Takemura)