前田悠伍がわずか1か月で見せる成長 「苛立ち」は笑顔に…身をもって知り始めた「2軍との違い」

  • 記者:竹村岳
    2026.06.22
  • 1軍
2回に万波を見逃し三振に斬り声を上げる前田悠伍【写真:井上学】
2回に万波を見逃し三振に斬り声を上げる前田悠伍【写真:井上学】

21日の日本ハム戦で7回無失点で5勝目を挙げた

 1か月前にはマウンドで隠せなかった「苛立ち」があった――。“リベンジ”のチャンスで、20歳の左腕は驚くほど冷静だった。21日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で7回無失点と好投した前田悠伍投手。「打たれる」という悔しい経験から、背番号41は“あること”を学び、それを生かしていた。

 2回には無死二塁とされたが、後続を打ち取り無失点。上々の立ち上がりを見せると、どんどん波に乗っていった。7回2死二塁で田宮と相対した時には、マウンドで笑みを浮かべていた。「点差もありましたし、勝負を楽しめたかなと思います」。左飛に斬り、2試合連続で7イニングを投げきった。これで6月は3戦3勝。5勝目は大津亮介投手に次ぐチーム2位という堂々たる成績だ。

 日本ハムと前回対戦したのは、5月24日(みずほPayPayドーム)。初回から野村に満塁弾を浴びるなど、3回0/3を投げて4失点でKOされた。今季7試合登板のうち、唯一、5回持たずに降板したこの一戦。マウンド上で、左腕が小さく声を上げた瞬間があった――。

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この先で分かる3つのこと

満弾を浴びて崩した表情…口にしていた「苛立ち」
“5.24”からわずか1か月で見せる成長の裏側
7試合に登板…1軍のマウンドで得る心の余裕

先発ローテを守る過酷さ「気絶するように寝ていた」

5月24日の日本ハム戦で満塁弾を浴びた前田悠伍【写真:栗木一考】
5月24日の日本ハム戦で満塁弾を浴びた前田悠伍【写真:栗木一考】

成長の要因は“余裕”「この球を投げたらダメ」

(竹村岳 / Gaku Takemura)