海野隆司が支配した流れ、証明した“自分の価値” 投手陣から絶賛の嵐「信頼が大事」

  • 記者:竹村岳
    2026.06.12
  • 1軍
接戦を制して杉山一樹と握手する海野隆司【写真:栗木一考】
接戦を制して杉山一樹と握手する海野隆司【写真:栗木一考】

スチュワート&木村光が口にした海野への感謝

 小久保裕紀監督が「大きかったですね」と大絶賛する働きぶりだった。チームの勝利のために体を張り、身を粉にした9イニング。「よかったです」と胸を撫で下ろしたのは、海野隆司捕手だ。スローイング、ブロッキング、洞察力が光った一戦。背番号62が見せた献身的な姿を、深く紐解いていく。

 1点差を制した11日の阪神戦(みずほPayPayドーム)。試合の流れを読み切ったのは、5回1死二塁の場面だった。熊谷が試みたセーフティバントは、一塁線に残りフェアとなった。まさかの形でピンチは広がり、先発のカーター・スチュワート・ジュニア投手もかなり入り込んでいるように見えたシーン。海野がベンチを見つめると、倉野信次1軍投手コーチ(チーフ)兼ヘッドコーディネーター(投手)がマウンドへ向かった。

 しっかりと時間を使って、考えを擦り合わせた。呼吸を整えて、立石を3球三振に仕留める。続く中野を中飛に打ち取ると、スチュワートは帽子を取って雄叫びを上げた。タイムを取った海野にはどんな意図があったのか。バッテリーを組む投手を輝かせるため、自分自身の「価値」を証明するために背番号62はマスクを被っている。

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この先で分かる3つのこと

マスクを被りながら証明し続ける「自分の価値」
守備中に海野隆司が感じた「気持ち悪さ」
スチュワート&木村光が語った感謝とは

「守備ができなかったら自分の価値はないので」

5回1死一、三塁のピンチでマウンドに集まるナイン【写真:栗木一考】
5回1死一、三塁のピンチでマウンドに集まるナイン【写真:栗木一考】

2死満塁をしのいだ木村光も「信頼って大事なんだなと」

(竹村岳 / Gaku Takemura)