2軍で9試合に出場…ダウンズの状態はどう見えている? 斉藤和巳監督が語った“段階”

  • 記者:竹村岳
    2026.06.06
  • 2軍
斉藤和巳2軍監督【写真:竹村岳】
斉藤和巳2軍監督【写真:竹村岳】

 ソフトバンク2軍は6日、ファーム・リーグの広島戦(タマスタ筑後)に2-4で敗戦した。先発した小林樹斗投手は6回9安打4失点。その後は岩井俊介投手、ルイス・ロドリゲス投手、大竹風雅投手が登板し、無失点に抑えた。

 打線は5回2死一、二塁で山川穂高内野手が左前に適時打を放つと、敵失も絡んで2走者が生還したが、5安打2得点に終わった。試合後、取材に応じた斉藤和巳2軍監督の一問一答は以下の通り。先発した小林の評価や、2軍戦で初安打を放ったジョナサン・モレノ内野手に見えた明確な課題とは? また右ふくらはぎの筋損傷から復帰を果たし、2軍で出場を重ねているジーター・ダウンズ内野手についても言及した。

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この先で分かる3つのこと

初安打&初盗塁も…モレノに見えた明確な課題
6回4失点…小林樹斗に求めたい奥行きの領域
今季1軍出場なし、ダウンズの状態はどう見えている?
先発の小林投手は、いいコースに決まる球がありながらも4失点を喫した。
「もちろん、真っすぐ自体はいいボールを持っている。それは前から分かっているんだけど、空振りやファウルが取れなかったりとか、カウントを稼げなくなるとスピードの差がそんなにない変化球が多いから。ピッチングコーチとも、そういう話はした。そのあたりをどうしていくか。この数試合を見て(印象は)そういうところかな」
緩急が課題。
「1つ1つの変化球も別に悪いわけではない。今日はどちらかというと、元々持っているような真っすぐの質じゃなかった。コントロールも含めて。そうなると、やっぱり苦しくなってくる。この数試合を見て、もしかしたらそういうところが課題に上がってくるのかなという感じはしている」
変化球も含めて同じ球速帯が集まると、バッターもタイミングが取りやすい。
「一番分かりやすく言うと、緩急とか奥行きということ。今持っている球種の中でやっていくのか、それとも違う球種なのかというのは、もうちょっとみんなで話していかないいけないのかなと思っている」
育成選手の立ち位置で言えば、シーズン中でも新しい球種にチャレンジすることも必要?
「もちろん、それは誰しもに言えることやから。小林に限らずね。上のレベルを目指したり、上に行くためには、そういったところはいろいろと考えていかないといけない」
モレノ選手が2軍戦で初安打。初盗塁も決めた。
「初ヒットが出て良かったし、スチールに関してはスタートはそんな良くはなかったけど。初球から走れる思い切りの良さ。相手のバッテリーに助けられたところももちろんあるけど、そういう部分はこれから先も絶対に大事なことやね。それが成功につながったのはいいことなので」
「ただその次、塁に出た時に牽制が多くなって、全然いっても(スタートを切っても)良かった状況の中で、いけなかった。それが『牽制が多くなったから』というのは、試合中に聞いたんだけど。もちろん、その前にスチールを決めているわけやから、牽制が多くなるのは当たり前のこと。そういったところも、今後どうやってかいくぐっていくのか。いろいろと見えてくれば、彼にとってプラスになると思う」
三遊間の深い打球を、握り直してから送球してもアウトにしていた。肩の強さも含めて、身体能力は高い。
「そうね。あの位置で、あのタイミングで、あんなにゆっくりできるのは。こっちはちょっと焦ってしまうけどね(笑)。結果的にアウトになったから良かったけど。そういったところも、課題と言えば課題なのかもしれないけど」
身体能力の高さで言えば、今宮健太選手が入団してきた頃を彷彿とさせる。
「そりゃ身体能力は高いよ。それは誰もが見ても分かるからね。ただ、能力だけではこの世界を生きていけないから。自分の能力をどれだけ活かせるか、さらに伸ばしていくか。彼はまだ1年目。まだまだ課題が多くて当然です」
ジーター・ダウンズ選手が2軍戦で出場を重ねてきた。状態をどう見ている?
「体の状態は問題ないと思うけどね。それをなにか訴えてくることもないし、トレーナーからの報告も何もないので。試合の中でやっていけるだけの状態には、なってきているかなという印象はしている」
岩井俊介投手が無失点。岩井投手に限らずだが、キャリアを重ねれば首脳陣が求めるものも自然と高くなっていく。
「年数や年齢というのは、この世界で関係ないと言えば関係ないけど。ここにいるメンバーは、そういうところも見られたり判断されたりすると思うので。こっちもそれなりに求めないといけない部分もあるし、求めるだけでもいけない。順を追ってやっていかないいけないし、こっちが思っていても結局は本人たちの意思がどこにあるのか。そこが噛み合わないことには難しい部分もあるので。コーチやR&Dが頑張っても、どんな時も最後にやるのは選手だから。それが一番大事なこと。そこは(お互いに)合わせられるように、こっちも促していきながらやっていかないいけないかな」

(竹村岳 / Gaku Takemura)

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