栗原陵矢の先制2ランを呼んだ”耳打ち” 庄子雄大と直前に交わした会話…脈々と受け継がれる「伝統」

  • 記者:福谷佑介
    2026.06.05
  • 1軍
相手投手の特徴を話す栗原陵矢と庄子雄大【写真:栗木一考】
相手投手の特徴を話す栗原陵矢と庄子雄大【写真:栗木一考】

今季初対戦だった金丸の初球を捉えた先制2ラン

 快音を残した打球は右中間スタンドへと突き刺さった。4日の中日戦(バンテリンドーム)。初回に相手の失策も絡んで2死三塁のチャンスを掴むと、栗原陵矢内野手が値千金の一打を叩き込んだ。金丸の初球、高めに抜けてきたフォークを完璧に捉えた先制の17号2ラン――。栗原のバットが試合の主導権を一気に引き寄せた。

「うまく反応できたと思います」

 豪快な一発は初球のフォークを捉えたものだった。昨季の交流戦では一度対戦があるものの、今季は初対戦。普段対戦しているパ・リーグの投手とは違い、どんなボールを投げるのか、情報は圧倒的に少ない。この日初めて見たボールを捉えたのだから、恐れ入る。

 試合開始直後の先制弾が生まれた背景には、数分前に交わされたやり取りがあった。

 栗原がネクストバッターズサークルでバットを握っていたとき、歩み寄っていく人物がいた。直前の無死一塁でバントを成功させた庄子雄大内野手だった。身振り手振りを交えながら、2人は短い言葉を交わす。そして、その直後に飛び出した本塁打。2人は一体、何を言葉にしていたのか――。

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この先で分かる3つのこと

・本塁打の直前、栗原が庄子から得ていた生の情報
・前日の逆転打にも繋がったチーム内に息づく“伝統”
・リーグ独走も『毎日本当に必死』と語る栗原の矜持
今宮健太から投手の特徴を聞く正木智也【写真:栗木一考】
今宮健太から投手の特徴を聞く正木智也【写真:栗木一考】

前日3日にも一時逆転となる一打を放った正木に今宮が伝えるシーンも

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)