流れを手繰り寄せた「祐大の一本」、松本晴に伝えたのは「喝じゃない」 小久保監督の一問一答

  • 記者:竹村岳
    2026.05.23
  • 1軍
通算200勝を達成した小久保裕紀監督【写真:栗木一考】
通算200勝を達成した小久保裕紀監督【写真:栗木一考】

2試合連続の2桁得点「いい展開だった」

 ソフトバンクは23日、日本ハム戦(みずほPayPayドーム)に11-1で勝利し、小久保裕紀監督は就任3年目で通算200勝となった。先発した松本晴投手は5回1失点で3勝目。7安打を浴びながらも粘りを見せ、最少失点で試合を作った。その後は上茶谷大河投手、ロベルト・オスナ投手、ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手、大江竜聖投手が登板し、ゼロを並べた。

打線は1点を追う3回2死一、二塁で近藤健介外野手が中前適時打を放ち同点。その後、柳田悠岐外野手の2点打で勝ち越し、山本祐大捕手の適時内野安打でこの回一挙4点を奪った。6回には近藤の左前2点打でダメ押し。7回に3点、8回に2点を追加するなど2試合連続の2桁得点で、連勝を飾った。

 試合後、取材に応じた小久保監督の主な一問一答は以下の通り。

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この先で分かる3つのこと

支配下登録のアルメンタにも言及
5回1失点、松本晴には「改善の余地」
通算200勝も「複雑な心境」と苦笑いしたわけ
2試合連続の2桁得点。
「晴が2回以降、5回まで毎イニング、先頭バッターを出しながら苦しかったんですけど。要所を切り抜けて、流れが来た感じですね」
松本晴投手の投球は。
「改善する余地はいっぱいある。年間を通してローテーションを守るつもりであれば、今日の姿では、ちょっと厳しいかなという感じはしますね」
打線は3回に4点を奪って逆転。つながりが出てきた。
「あの回、2アウトから近藤が同点タイムリーを打った後、栗原のデッドボールがありましたけどね、柳田が勝ち越しタイムリーを打ってね、いい形で逆転できた。課題だったその後ろのイニングも、ヒットが出ながら、得点には繋がらなかったですけども、2アウトからでもチャンスを作って最終的にはダメ押し点を取れたので。いい展開だったと思います」
日本ハム戦は7勝0敗。
「他が全然なので。もうちょっと勝たないといけないですね」
監督通算200勝。330試合目での達成。
「個人的な、そういうのはないんですけど。ただ、松本晴がウイニングボールを渡しに来たので、よくそんなことまで分かっていたなと思った。もうちょっと自分のピッチングに集中してくれればよかったかな」
ボールをもらった時、気持ちはどうだった?
「複雑な心境でした(笑)。そんなこと知っていたのかと思ってね」
柳田選手の一打で流れを引き寄せた?
「もちろん。あと祐大の一本も大きかったですよ。晴が、リードした中(展開)で5回持たない試合もあったので、それも頭によぎった。打者陣がよくこのリズムの中で逆転したと思います」
5回が終わった後も松本晴投手と言葉を交わしていた。喝を入れていた?
「いや、喝じゃないですよ。先頭を出していたのは次に向けての課題。あとは粘れたのはよかったよと伝えました」
調整期間を与えただけに、より高いレベルの投球を求めていた。
「今、先発がいなくなっている中、開幕ローテーションに入ったピッチャーですから。もうちょっと上のレベルを期待してしまいます」
3年前の就任会見で柳田選手と近藤選手にチームを引っ張ってほしいと言っていた。
「しっかりやってくれていると思います。まさに『王貞治レガシープロジェクト(FUKUOKA OH SADAHARU LEGACY PROJECT)が発足して、今日はこの後にそのパーティーがありますけどね。それを伝えようと思います」
アルメンタ投手が支配下登録。
「体の方も問題ない。行ってもらいます」
チャンスを与える?
「当然。じゃないと登録しません」
6回の守備、一塁の正木選手が強烈な打球をさばいて併殺打を完成させた。一塁守備というのはどう見ている?
「無難にというか、体で止めてくれたらいいので」
昨オフから一塁守備にも力を入れてきた。
「守れることによって、試合に出られるチャンスが広がりますから」

(竹村岳 / Gaku Takemura)