上茶谷大河がガッツポーズをしない理由 背負う“人生”の重み…前田悠伍と過ごした初勝利の夜

  • 記者:竹村岳
    2026.05.19
  • 1軍
6回に登板して無失点に抑えた上茶谷大河【写真:加治屋友輝】
6回に登板して無失点に抑えた上茶谷大河【写真:加治屋友輝】

前田悠伍から上茶谷大河へ…2登板連続で実現した“兄弟リレー”

 フルカウントとなり、フーッと息を吐く。勝負の6球目は右前に弾き返された。渾身のバックホームに助けられ、手にした3つ目のアウト。ベンチへと引き上げていく上茶谷大河投手の表情に、笑みはなかった。“弟分”を勝利投手にするために――。リードを守り抜いても、29歳の右腕はこの日も拳を握らなかった。

 17日に行われた楽天戦(楽天モバイル最強パーク)。先発の前田悠伍投手が5回を投げ終えて1失点と試合を作った。今季最長の4連敗で迎えた一戦。1点リードの6回、首脳陣が送り出したのが上茶谷だった。2死二塁から平良が放った打球は一、二塁間を破ったが、右翼に入った山本恵大外野手のバックホームで本塁生還は許さず。小久保裕紀監督も「今日は山本の守備でしょう」と大絶賛するビッグプレーだった。

 前田悠から上茶谷へ。背番号41にとっては、前回登板に引き続き、“兄貴分”にバトンを託すリレーとなった。最大の共通点は、ともに「負けず嫌い」であること。待望の今季初勝利を手にした夜、車中で2人が交わした会話。そして、上茶谷がマウンドで笑わず、ガッツポーズすらもしない理由とは――。無表情を貫く裏で、背負っているのは「人生そのもの」だった。

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この先で分かる3つのこと

上茶谷大河が知る“先発の気持ち”「背負わないと」
「人生」の重み。上茶谷大河が笑わない理由とは
前田悠伍が初勝利を手にした夜。車中で交わした会話

ガッツポーズをしない理由は「顔を見たらわかるでしょう」

ハイタッチする前田悠伍と上茶谷大河【写真:加治屋友輝】
ハイタッチする前田悠伍と上茶谷大河【写真:加治屋友輝】

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(竹村岳 / Gaku Takemura)