柳町達が「燃えるものがありました」 目の前で申告敬遠…長谷川コーチが耳打ちした言葉

「なんとかして勝ち越そうという思いで打席に入りました」
二塁ベース上でグッと拳を握り締めた。ソフトバンクの柳町達外野手が見せた、気持ちのこもったガッツポーズだった。チームを勝利に導く勝ち越しの適時二塁打。目の前の悔しさを晴らす一振りだった。
「自分の中で燃えるものがありました」
球団を通じたコメントにも柳町の思いがこもっていた。
5月5日に行われた西武戦(ベルーナドーム)。1点ビハインドで迎えた5回、周東佑京外野手の適時打で同点に追いついた。さらに近藤健介外野手の四球、牧原大成内野手の犠打で1死二、三塁とチャンスが拡大。続く栗原陵矢内野手を迎えると、西武ベンチが選択したのは申告敬遠だった。
1打席目、2打席目と安打を放っていた4番との勝負を避け、次打者の柳町を相手に選んだのだ。この選択を目の当たりにした背番号32の胸中には湧き上がるものがあった。そして、その横で静かに耳打ちする人物がいた。
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この先で分かる3つのこと
申告敬遠の直前、長谷川コーチが授けた助言
3ボールからスイングを仕掛けた、打席での思考
不調にもがきながらも、前を向く柳町の覚悟
3ボールからスイングを仕掛けた、打席での思考
不調にもがきながらも、前を向く柳町の覚悟
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)