上沢直之は「困らない」、決め球を“封印”した118球の真相 相棒に感謝「海ちゃんのおかげ」

  • 記者:竹村岳
    2026.05.02
  • 1軍
上沢直之と海野隆司【写真:栗木一考】
上沢直之と海野隆司【写真:栗木一考】

1日の楽天戦で7回1失点…お立ち台で口にした“感謝”

 ピッチャーとして持っている全てを駆使しながら、たどり着いた118球目だった。「信頼してもらって、あそこで投げさせてもらっているので。何としてでも抑える。悔いのないボールを投げたいなと思っていました」。飛球がグラブに収まり、ピンチをしのぐと、上沢直之投手は充実の表情で一塁ベンチへと引き上げていった。

 1日の楽天戦(みずほPayPayドーム)、右腕は7回1失点(自責ゼロ)の好投で今季3勝目を挙げた。最大のピンチは同点で迎えた7回2死一、二塁。村林を中飛に抑えると、グラブをポンポンと叩いて感情を表現した。前回登板から中5日。初回に31球を要する苦しい投球だったが、先発として十分すぎる役割を果たせたのは頼れる“相棒”がいたから。ヒーローインタビューでは真っ先に、感謝の思いを口にした。

「初回に30球くらい投げたので、きょう帰るの何時になるのかなと思っていたんですけど。あそこで先制点を与えるか、与えないかで大きく違うので。海ちゃんがいいリードをしてくれたおかげで、切り抜けられました。調子自体もそこまでだったんですけど、ちょっといつもと違う配球で。海ちゃんがいいところを引き出してくれました」

 今季6度の登板全てで、バッテリーを組んでいるのが海野隆司捕手。楽天打線を封じた118球にはある工夫が隠されていた。試合展開を見ながら、2人は最大の武器を“封印”していた――。

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この先で分かる3つのこと

初回31球の窮地から封印した“球種”とは
武器を捨てる勇気…上沢直之が語る「80点の強み」
海野隆司と試合中に紡いだ「勝利の方程式」

カーブは「毎試合80点で投げられる自信がある」

ピンチをしのいでグラブを叩く上沢直之【写真:栗木一考】
ピンチをしのいでグラブを叩く上沢直之【写真:栗木一考】

海野も最敬礼「早めに見極めて上沢さんに伝える」

(竹村岳 / Gaku Takemura)