徐若熙が小4で味わった深刻な記憶「誰か助けて」 家族の教えに地元の“良さ”…新外国人に聞いた自身のルーツ

  • 記者:竹村岳
    2026.04.27
  • 1軍
徐若熙とジョナサン・モレノ【写真:栗木一考、竹村岳】
徐若熙とジョナサン・モレノ【写真:栗木一考、竹村岳】

徐若熙とジョナサン・モレノ…2人にぶつけた率直な質問

 外国人選手もまた、ホークスにとって欠かせない“仲間”です。日本一を手にした2025年から今シーズンにかけて、ホークスは台湾出身の徐若熙投手と、キューバ出身で育成のジョナサン・モレノ内野手を獲得。2人に「野球を始めたきっかけは?」「地元はどんな町?」と率直な質問をぶつけてみました。“台湾の至宝”と呼ばれた背番号18が、思わずマウンドで「誰か助けて」と思った瞬間とは。さらに日米球団による争奪戦の末、ホークスに入団したモレノ選手は「グラブ」にまつわる意外な過去を語ってくれました。

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続きの内容は

徐若熙がマウンドで「誰か助けて」と絶望した、小4時代の“深すぎる思い出”
意外すぎる転身。モレノが13歳で野球を捨て、2年間サッカーに没頭した理由
「大事な決断は自分でする」。2人の助っ人が語る、自立した家族の教え

18 徐若熙投手

野球を始めたきっかけは?
「最初はお兄ちゃんの姿を見て『ちょっとやってみたいな』と思ったんです。だから、兄の影響ですね。物心がついた時くらいには、もう野球が楽しいなと思っていました」
野球を始めた頃の記憶は?
「グローブを買ってもらったようなきっかけはないんですけど。一番深刻だった記憶は、小学校4年生くらいの時に試合に出ていたんですけど、あまりにもストライクゾーンに入らなくて。それが一番深い思い出かなと思います」
ピッチャーを始めた理由は?
「好きだったからですね。ピッチャーになりたいなと思いました」
ストライクが入らなかった時は、いたたまれない気持ちだった?
(頷きながら)「はい。『誰か助けに来てほしいな』という気持ちでした」
地元はどんな街?
「桃園(タオユエン)の中壢(ジョンリー)という街なんですけど。具体的な印象はそこまでないですが、国際空港がある街ですね。便利といえば便利です」
家族からどんな教えを受けて育ってきた?
「両親は厳しくなくて、いつも『やりたいことをやりなさい』と。もちろん、悪いことはしちゃダメですけど、基本的にはフリーな家庭でした」
野球を始めるうえでも、両親に相談した?
「(両親への相談は)特になかったです。野球をやりたかったのと、お兄ちゃんもやっていたから、気がついたら始めていたという感じですね。最初はちょっと怒られたというか、指摘されたんですけど」
お父さんも野球をしていた?
「いや、それはやっていなかったと思います」
両親は野球に対して、アドバイスをするような人だった?
「全然、そういう指摘とかはなかったと思います」
基本的に、大事な決断は自分で下してきた人生。
「そうですね。あまり誰かに相談することもなくて、自分のやりたいことは大体自分で決めますね」
複数回、右肘に手術歴もある。その時も迷わなかった?
「自分でちょっと考えたんですけど、まあ、やると決めたら一気に決断しました」

174 ジョナサン・モレノ内野手

野球を始めたきっかけは。
「お父さんから教えてもらって、そこから野球を始めました」
何歳の時?
「4歳からです」
父親と野球を始めた時の記憶は?
「家の庭とか、そういったところでボールを打ったり。バントの練習もしていたと思います。キャッチボールとかも教えてもらいました」
初めてグラブを手にした時のことは覚えている?
「お金がなかったから、グローブとか野球の道具はキューバ連盟からもらっていました」
父親からはどんなことを教わって育った?
「ちゃんと、人をリスペクトすることです。それは、お父さんからずっと言われてます」
モレノ選手の故郷は、どんな街?
「福岡に来て、雪を初めて見たんです。自分が住んでいたところは、1年中ずっと暑いので。それはすごいなと思いました」
リバン・モイネロ投手も、キューバの日中はとても暑いと話していた。
「自分は、モイネロとはまた違うところでやっていました。でも、1日中ずっと暑いです。冬もないです」
野球に出会ったのが4歳。他のことに興味がうつることはなかった?
「2年間は、ちょっとサッカーをやっていました。13歳と、14歳の時です。なんだか、野球に1回飽きてしまって」
野球に飽きてしまった?
「チームのことで、ちょっと怒っちゃって。それで野球を嫌いになって、自分から『サッカーをやる』と」
1度、他のスポーツをやってから野球に戻ってくるということは、それだけ野球が楽しいから。
「野球が一番好きです。今も、そう思ってやっています」

(竹村岳 / Gaku Takemura)