1番・柳田悠岐は「数日前から温めていた」 長谷川コーチが打線改造を解説…8番柳町達の“深い意図”

  • 記者:飯田航平
    2026.04.26
  • 1軍
柳田悠岐(右)と長谷川勇也コーチ【写真:栗木一考】
柳田悠岐(右)と長谷川勇也コーチ【写真:栗木一考】

前日からガラリと変えたオーダー

 25日のロッテ戦(熊本)では6安打完封負けを喫したホークス。一夜明けた26日、チームは停滞したムードを打破すべく、前日までのオーダーをガラリと入れ替える策に出た。ここまで出場した全試合で4番に座っていた柳田悠岐外野手を「1番」に起用。開幕から全試合で2番に起用されていた近藤健介外野手を「4番」に据えた。

 この采配について、長谷川勇也打撃コーチ兼スキルコーチが意図を明かした。山川穂高内野手の打順を下げることで見出した「得点への道筋」。26日のロッテ戦は降雨のためノーゲームとなったが、打線の奮起を狙うべく組まれた新オーダーに込められた狙いとは――。

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続きの内容は

柳田1番起用で狙った、打線が勢いづくための「決定的な要素」
山川の打順を下げた背景にある、打撃コーチ独自の「OPS論」
下位打線の8番に柳町を据えた、得点力を最大化する「意図」

――どこを意識して打順を組んだか?
「雰囲気を変えたいので。それだけですね。1番柳田にしたのは一番アグレッシブに振れるバッターなので、その勢いが欲しかった。そういう並びでいくと、4番に近藤が入るという形になるなって。これは僕の感覚なので、人それぞれ考え方はあると思いますが、そこら辺でチャンスが一番生まれるだろうなと。ギータがいて、(周東)佑京はゲッツーがないし、栗原(陵矢)も出塁率が高い。3割5分くらいあるので。という中で、近藤は(ランナーが)溜まった状況で打席に立てるなということで4番目になったと」

――山川選手は打順を5番から6番に下げた。
「言っても山川は4試合ストップしているだけで。OPSは8割に近い数字(.791)を残していますし、出塁率も高い。ここで変に焦りは持ってほしくないなという思いもあって、下げさせてもらいました」

――柳町達選手に関しては?
「近藤が4番に入っているので、4番を起点に点を取りに行くパターンと、そこからスタートして下位(打線)に得点圏で回る可能性が高かったので。得点圏打率が高い打者を下位に入れておけば近藤からスタートしても、ランナーが溜まって柳町で返せるかなという意図はありました。8番だから打順が下がっているとは思わないでほしいと思います。その意図はちゃんと感じてほしいと思います」

――小久保裕紀監督の要望などは?
「いや、特にないですね。いろいろ話し合いながら。まだシーズン序盤なので、いろいろと動ける時に動いておいて、シーズンが進んでいくにつれて、またいろんな形ができてくるんですけど。今回こうやって試してみて、これがどうなるか。バリエーションの1つとして今後使えるかどうか、というのはちょっと見ていきたいなという感じです」

――5番で起用した今宮健太選手の役割は?
「得点圏打率が高いので。現状の打者の状態では近藤の後ろに入ってほしいのが今宮だったということです。 得点圏でも打ってくれるし、左右関係なくしっかり結果を残してくれるので、そこに落ち着いたという感じです。出塁率も高いバッターなので。もしかしたらバントもするかもしれないし、繋ぎ役にも徹せられるから。そこに入ってほしいな、という形できょうは入りました」

――以前から打順は1番打者から決めると言っていた。きょうも柳田選手を決めたから打順を考えたのか?
「そうですね。もう何日か前から温めてはいたんですけど、ここでという感じでした。監督にもOKをもらったので、それでいきました」

(飯田航平 / Kohei Iida)